細胞学研究用染色試薬
細胞学研究では、組織から剥離した細胞および採取した細胞を分析します。そのまま使用可能な高品質の細胞学研究用染色試薬および染色液により、高い信頼性で再現可能な細胞染色が得られます。私たちの製品群では、パパニコロウ染色液やショア染色液、ギムザ染色試薬、ヘマトキシリン染色液、ギルの1、2および3番などの色素粉末、ブルーイング試薬、そしてパッペンハイム染色試薬などを網羅しています。
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パパニコロウ染色
パパニコロウ染色(パップ染色)は、ジョージ・N・パパニコロウ博士によって開発された幅広く使用されている細胞病理学的な染色技法です。細胞の各種成分を染色し、重要な核および細胞質成分の観察を可能にする一連のパップ染色用色素および溶液を提供しています。一般的な細胞染色用サンプルには、膣、子宮頸部、前立腺およびその他の体液分泌物の剥離細胞が含まれます。パパニコロウ染色液は、手動および自動の方法に対応した多くの包装形態から選択が可能です。核染色液にはヘマトキシリン溶液と乾燥粉末色素が含まれています。
ショア染色液
ショア染色は、単一試薬による迅速染色法です。卵胞と黄体の各ホルモン作用に起因する膣上皮の特徴的変化を観察し、膣塗抹標本染色により、性周期のステージを観察します。 卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体ホルモンの作用により、結果的にそれぞれ好酸性細胞およびライト緑好性細胞が増加します。 CE認証済みの即時使用可能なショア染色液は、手動・自動に問わず、各方法に適しています。
CYTOCOLOR™迅速染色キット
改良した染色液(CYTOCOLOR™)を使用するシュシェパニャクの標準細胞学研究用染色試薬は、主に婦人科分野の研究で使用されています。これらの染色キットは、塗抹標本において、3~4分で、細胞の形態変化、ホルモン状態および膣フローラに関する染色情報を提供します。従来型のパパニコロウ染色と比べて、CYTOCOLOR™キットにはオレンジ染色は不要です。オレンジ色の代わりに成熟細胞および角化細胞のいずれもピンク色に染まります。
染色液およびキットはすべてラボ認定用に適しています。
迅速染色キット・染色液- Hemacolor®
婦人科分野以外の染色用に、幅広くHemacolor®染色試薬を提供しています。血液および骨髄塗抹サンプルから細胞まで、尿、唾液、穿刺吸引サンプル(FNAB)、精液、滲出液および洗浄液など、あらゆるサンプルに対応しています。これらのキットおよび染色液はCE認証済みです。
Hemacolor®キットによって、たったの30秒で、効率的で再現性の高いパッペンハイム染色が可能です。このキットには、バッファータブレットと、そのまま使用可能な3種類の高安定性溶液(固定剤、赤と青の各溶液)が含まれています。またセレクションには、個々のHemacolor®染色液が含まれます。血液および骨髄塗抹試料の自動染色用として、CE認証のAuto-Hemacolor®染色試薬があります。
細胞学研究用付属品/補助用品
細胞学研究用サンプルの採取、固定、調製および封入で必要なあらゆるものを、自信をもって提供します。
- サンプル採取:研究サンプル採取システムには無菌容器、スワブおよびスパーテルが含まれます。(日本国内取扱いがない場合あり)
- 固定:最適に脱水を防止するM-Fix®スプレー固定剤、エタノール、試薬アルコール、およびその他の固定剤
- 鑑別溶液:退行性ヘマトキシリン染色鑑別用の酸性化アルコール溶液
- 脱水と洗浄:エタノール、2-プロパノール、キシレン、キシレン不含Neo-Clear™などのキシレン代替剤
- 封入:キシレン不含Neo-Mount™無水封入剤、永久標本用のDPX新規非水性DBP不含封入剤、カバーガラスに代わるM-Glas™液体カバーガラス、永久標本用のEntellan™迅速封入剤、Krystalon™トルエンベース封入剤
- 顕微鏡観察:高倍率顕微鏡用浸漬オイル
関連製品資料
- Brochure: Make Every Minute Count — Complete Pathology Solutions
With our complete pathology solution, you get the right tools, products and superior customer support throughout your entire workflow. Now you can have confidence in the quality of every result and look boldly toward tomorrow.
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