ニッケルカルボニル

大気モニタリングアプリケーション ― 石油化学

ニッケルカルボニル

ニッケルカルボニル（Ni (CO)₄）は、用途の広い試薬である無色無臭の有機金属錯体です。有毒で室温で揮発するために「死の液体」の異名を持ち、肺、中枢神経系、および生殖器系に悪影響を及ぼす可能性があります。既知の発がん性物質です。

ばく露限界
汚染物質／ 機関	ばく露限界
ニッケルカルボニル
OSHA（PEL）	一般産業では：0.001 ppm、0.007 mg/m³ TWA 建設業界では：0.001 ppm、0.007 mg/m³ TWA 海運業界では：0.001 ppm、0.007 mg/m³ TWA
ACGIH（TLV）	0.05 ppm、0.12 mg/m³ TWA
NIOSH（REL）	0.001 ppm、0.007 mg/m³ TWA
NIOSH（IDHL）	2 ppm
（TWA = 時間加重平均、TLV = 閾値、PEL = 個人ばく露限界、REL = 推奨ばく露限界、IDHL = 生命と健康に直ちに危険な濃度）

参考文献
EPA Air Toxics - ニッケル化合物