AB5421-I

抗小胞グルタミン酸トランスポーター3（VGLUT3）抗体

serum, from guinea pig

• 別名: Vesicular glutamate transporter 3, Solute carrier family 17 member 8, VGluT3
• UNSPSCコード: 12352203
• eCl@ss: 32160702
• NACRES: NA.41
• クローン: polyclonal
• application: ICC; WB
• 化学種の反応性: mouse, human, rat
• テクニック: immunocytochemistry: suitable; western blot: suitable
• citations: 3

特性

• 由来生物: guinea pig
• 品質水準: 100
• 抗体製品の状態: serum
• 抗体製品タイプ: primary antibodies
• クローン: polyclonal
• 化学種の反応性: mouse, human, rat
• テクニック: immunocytochemistry: suitable; western blot: suitable
• NCBIアクセッション番号: NP_714947
• UniProtアクセッション番号: Q7TSF2
• ターゲットの翻訳後修飾: unmodified
• 遺伝子情報: human ... SLC17A8(246213)

詳細

詳細

小胞グルタミン酸トランスポーター3（UniProt ：Q7TSF2；別名 溶質輸送体ファミリー17メンバー8、VGluT3）は、ラット種においてSlc17a8（別名：Vglut3）遺伝子（Gene ID：266767）にコードされています。小胞グルタミン酸トランスポーター（VGluT）はプロトン依存性輸送体であり、主要な興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸をシナプス前終末内のシナプス小胞にアップロードし、後にシナプス間隙における放出を調節できるようにします。マウスを用いた研究から、VGluT1およびVGluT2は生命維持機能に不可欠であるのに対し、Vglut3ノックアウトマウスは、難聴であり、不安および個別の基本的運動表現型を発現しているにもかかわらず、平均余命は正常であることが示されています。VGluT1およびVGluT2発現ニューロンは、脳内の古典的グルタミン酸作動性ニューロンの大部分を占め、VGluT1が主要サブタイプであり、脳内のグルタミン酸小胞輸送全体の約80%を担っています。対照的にVGluT3は、背側および腹側線条体のコリン作動性介在ニューロン、皮質および海馬のGABA作動性バスケット細胞亜集団、セロトニン作動性ニューロンなどの、グルタミン酸以外の伝達物質を用いる非グルタミン酸作動性ニューロンの個別集団に存在し、それぞれの部位で、局所伝達のより微細な調節に関与しています。ラットVGluT3は、7つの細胞質ドメインと6つの空胞ドメインを有する12回膜貫通型（a.a.77～97、131～151、154～174、183～203、222～242、250～270、315～335、354～374、391～411、414～434、448～468、482～502）タンパク質であり、そのN末端尾部とC末端尾部（a.a.1～76、503～585）がいずれも細胞質側に露出しています。

特異性

このポリクローナルモルモット抗血清は、ラットとマウスの種間で保存されているVGluT3のC末端細胞質ドメイン配列に対して作製され、対応するヒト配列と96%の相同性を共有しています。

免疫原

エピトープ：C末端細胞質ドメイン

ラットの小胞グルタミン酸トランスポーター3（VGlut3）のC末端細胞質ドメイン配列に対応するKLH結合直鎖ペプチド。

アプリケーション

免疫細胞染色：希釈倍率1:250で使用、PC12ラット褐色細胞腫細胞において小胞グルタミン酸トランスポーター3（VGluT3）を検出できます。

抗小胞グルタミン酸トランスポーター3（VGLUT3）抗体は、小胞グルタミン酸トランスポーター3（VGLUT3）に対する抗体であり、免疫細胞染色やウェスタンブロッティングに用いられています。

研究のカテゴリ
神経科学

研究のサブカテゴリ
神経伝達物質および受容体

品質

PC12細胞ライセートにおいてウェスタンブロッティングにより評価済み。

ウェスタンブロッティング：希釈倍率1:2,000で使用、PC12ラット褐色細胞腫細胞ライセート10 µg中の小胞グルタミン酸トランスポーター3（VGluT3）を検出できます。

ターゲットの説明

実測値：約61 kDa。算出値：64.76 kDa（ラット）、66.15 kDa（マウス）、64.99/59.08 kDa（ヒトアイソフォーム1/2）。約130 kDaの中枢神経系VGluT3アイソフォームも報告されています（Munguba, G.C., et al. (2011).Mol.Vis. 17:413-419）。一部の細胞ライセートでは、特性が明らかになっていないバンドが認められることがあります。

関連事項

先発品：AB5421

物理的形状

0.05%アジ化ナトリウムを含有するモルモットポリクローナル抗体血清。

未精製

保管および安定性

-20℃で受領日から1年間安定です。
取扱いに関する推奨事項：25 μLのろ過された実験室グレードの水またはPBSを加えて溶解します。微量遠心管に分注し、 -20℃で保存します。IgGを損傷し、製品の性能に影響を及ぼす可能性のある凍結／融解の繰り返しは避けてください。

その他情報

濃度：ロットのデータシートを参照してください。

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

安全性情報

• 保管分類コード: 12 - Non Combustible Liquids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable