コンテンツへスキップ
Merck
すべての画像(2)

主要文書

安全性情報

MABC604

Sigma-Aldrich

抗MLKL抗体 クローン3H1

clone 3H1, from rat

別名:

Mixed lineage kinase domain-like protein, MLKL

ログイン組織・契約価格を表示する


About This Item

UNSPSCコード:
12352203
eCl@ss:
32160702
NACRES:
NA.41
クローン:
3H1, monoclonal
application:
ICC
IP
WB
化学種の反応性:
mouse
テクニック:
immunocytochemistry: suitable
immunoprecipitation (IP): suitable
western blot: suitable
citations:
123

由来生物

rat

品質水準

抗体製品の状態

purified antibody

抗体製品タイプ

primary antibodies

クローン

3H1, monoclonal

化学種の反応性

mouse

テクニック

immunocytochemistry: suitable
immunoprecipitation (IP): suitable
western blot: suitable

アイソタイプ

IgG

NCBIアクセッション番号

UniProtアクセッション番号

輸送温度

wet ice

ターゲットの翻訳後修飾

unmodified

遺伝子情報

mouse ... Mlkl(74568)

詳細

MLKL(別名:混合型キナーゼドメイン様タンパク質)はMLKL遺伝子にコードされており、例えば、TNF-α誘導性壊死に応答したプログラム壊死またはネクロトーシスの実行に必要とされる興味深いタンパク質です。MLKLは、ネクロトーシスによって腫瘍壊死因子(TNF)誘導性細胞死を引き起こす多重タンパク質複合体である「ネクロソーム」の構成要素です。TNF-αに誘導されるプログラム壊死には、受容体と相互作用するセリン・スレオニンキナーゼRIP1とRIP3の活性も必要であり、これらもまた、混合型キナーゼドメイン様タンパク質MLKLと直接的に相互作用します。RIP3はネクロトーシスに不可欠な上流キナーゼです。偽キナーゼであるMLKLは、RIP3の基質として機能して下流のシグナル伝達を媒介し、複合体を形成してRIP3-MLKL複合体となると、AMP-PNPによって安定化されて不活性型の立体構造をとります。

免疫原

エピトープ:Brace領域。
マウスMLKLの2ヘリックスリンカー(Brace)領域のN末端から偽キナーゼドメインまでの配列に対応するKLH結合直鎖ペプチド(Hildebrand, J.M., et al. (2014).Proc.Natl.Acad.Sci. U.S.A.111(42):15072-15077; Murphy, J.M., et al. (2013).Immunity.39(3):443-453)。

アプリケーション

この抗MLKL抗体 クローン3H1は、免疫細胞染色、免疫沈降、ウェスタンブロッティングにおける使用について検証済みであり、MLKLを検出できます。
免疫細胞染色:この抗体は、野生型マウスでは皮膚線維芽細胞(MDF)中のMLKLを検出しますが、Mlkl-/-マウスでは検出されません(オーストラリアのWalter and Eliza Hall Institute、James M. Murphy教授の厚意による)。

免疫沈降: この抗体は、ドキシサイクリン誘導性の野生型マウスMLKL発現構成体を有するMlkl- /-マウス皮膚線維芽細胞(MDF)の可溶性抽出物から、ドキシサイクリン処理後にのみMLKLを免疫沈降させ、ドキシサイクリン処理前にはMLKLの免疫沈降は認められませんでした(Murphy, J.M., et al. (2013).Immunity.39(3):443-453)。

ウェスタンブロッティング:この抗体は、Mlkl- /-マウス由来のマウス皮膚線維芽細胞(MDF)に外因性に発現したマウスおよびウマのMLKL N末端フラグメント(それぞれaa.1~180および1~189)のQ-VD-OPh(TSQ;カタログ番号:551476)処理誘導性の膜輸送を検出しました(Tanzer, M.C., et al. (2016).Cell Death Differ.In press)。

ウェスタンブロッティング:この抗体は、ヒトHT-29およびU937細胞中のMLKLを検出しました(Tanzer, M.C., et al. (2015).Biochem.J. 471(2):255-265)。

ウェスタンブロッティング:この抗体は、Q-VD-OPh(TSQ;カタログ番号:551476)処理によりマウス皮膚線維芽細胞(MDF)におけるMLKLの膜移行を検出しました(Tanzer, M.C., et al. (2015).Biochem.J. 471(2):255-265; Hildebrand, J.M., et al. (2014).Proc.Natl.Acad.Sci. U.S.A.111(42):15072-15077)。

ウェスタンブロッティング:この抗体は、L292マウス線維芽細胞、マウス皮膚線維芽細胞(MDF)、マウス胚線維芽細胞(MEF)、野生型の骨髄由来マクロファージ(BMDM)におけるMLKL発現を検出しましたが、Mlkl- /-マウスでは検出されませんでした(Cook, W.D., et al. (2014).Cell Death Differ.21(10):1600-1612; Murphy, J.M., et al. (2013).Immunity.39(3):443-453)。

ウェスタンブロッティング:この抗体は、リコンビナント・完全長マウスMLKL、アミノ酸1~180位および124~464位のMLKL断片を検出しましたが、a.a.1~125および179~464のMLKL断片を検出しませんでした(Hildebrand, J.M., et al. (2014).Proc.Natl.Acad.Sci. U.S.A.111(42):15072-15077)。

ウェスタンブロッティング:この抗体は、野生型マウスにおいて、脳を除き試験したすべての組織でMLKL発現を検出しましたが、Mlkl- /-マウスの組織では標的バンドは認められませんでした(Murphy, J.M., et al. (2013).Immunity.39(3):443-453)。

品質

マウス心臓組織ライセートにおいてウェスタンブロッティングにより評価済み。

ウェスタンブロッティング:0.5 µg/mLで使用、マウス心臓組織ライセート10 µg中のMLKLを検出できます。

ターゲットの説明

実測値:約52 kDa。算出値:54.48/30.28 kDa(ヒトアイソフォーム1/2)および54.32/53.38 kDa(マウスアイソフォーム1/2)。一部の細胞ライセートでは、特性が明らかになっていないバンドが認められることがあります。

物理的形状

フォーマット:精製品
精製ラットIgG抗体、150 mM塩化ナトリウムと0.05%のアジ化ナトリウムを含有する0.1 Mトリス-グリシン緩衝液(pH 7.4)に溶解。

その他情報

濃度:ロットの具体的な濃度につきましては分析証明書をご参照ください。

適切な製品が見つかりませんか。  

製品選択ツール.をお試しください

保管分類コード

12 - Non Combustible Liquids

WGK

WGK 1

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

MABC604:


試験成績書(COA)

製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。

以前この製品を購入いただいたことがある場合

文書ライブラリで、最近購入した製品の文書を検索できます。

文書ライブラリにアクセスする

RIPK1- and RIPK3-induced cell death mode is determined by target availability.
Cook, WD; Moujalled, DM; Ralph, TJ; Lock, P; Young, SN; Murphy, JM; Vaux, DL
Cell Death and Differentiation null
D M Moujalled et al.
Cell death & disease, 5, e1086-e1086 (2014-03-01)
Necroptosis is a mechanism by which cells can kill themselves that does not require caspase activity or the presence of the pro-apoptotic Bcl-2 family members Bax or Bak. It has been reported that RIPK3 (receptor interacting protein kinase 3) activates
M C Tanzer et al.
Cell death and differentiation, 23(7), 1185-1197 (2016-02-13)
The pseudokinase, MLKL (mixed-lineage kinase domain-like), is the most terminal obligatory component of the necroptosis cell death pathway known. Phosphorylation of the MLKL pseudokinase domain by the protein kinase, receptor interacting protein kinase-3 (RIPK3), is known to be the key
A V Jacobsen et al.
Cell death & disease, 7, e2051-e2051 (2016-01-19)
Necroptosis is a caspase-independent form of regulated cell death that has been implicated in the development of a range of inflammatory, autoimmune and neurodegenerative diseases. The pseudokinase, Mixed Lineage Kinase Domain-Like (MLKL), is the most terminal known obligatory effector in
Sefi Zargarian et al.
PLoS biology, 15(6), e2002711-e2002711 (2017-06-27)
Necroptosis is a regulated, nonapoptotic form of cell death initiated by receptor-interacting protein kinase-3 (RIPK3) and mixed lineage kinase domain-like (MLKL) proteins. It is considered to be a form of regulated necrosis, and, by lacking the "find me" and "eat

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

製品に関するお問い合わせはこちら(テクニカルサービス)