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由来生物
mouse
品質水準
抗体製品の状態
ascites fluid
抗体製品タイプ
primary antibodies
クローン
9C2, monoclonal
化学種の反応性
mouse, human
テクニック
flow cytometry: suitable
immunofluorescence: suitable
immunohistochemistry: suitable
western blot: suitable
アイソタイプ
IgG1
UniProtアクセッション番号
輸送温度
wet ice
ターゲットの翻訳後修飾
unmodified
遺伝子情報
human ... GPC3(2719)
詳細
グリピカン3すなわちGTR2-2は、遺伝子GPC3のタンパク質産物です。 細胞表面にあるヘパリン硫酸を含む糖タンパク質で、中胚葉組織や器官、さまざまながんの成長と発達の調節で重要な役割を担っています。 多くの機能が知られていますが、中でもジペプチジルペプチダーゼDPP4(CD26)の調節因子が有名です。DPP4はインクレチンやGLP-1ホルモンに作用し、糖代謝で重要な役割を担っています。 またDPP4はがんマーカーでもあり、がん抑制因子として機能していると考えられています。 このようにDPP4の調節因子として働くグリピカン3(GPC3)は、グルコースや血糖値の調節から腫瘍の成長まで、あらゆることに関与しています。 グリピカン3(GPC3)は、肺、肝臓、腎臓で最も高度に発現しており、通常、分泌型グリピカン3は変換酵素の作用により切断産物として細胞外で検出されます。GPC3の欠損はシンプソン・ゴラビ・ベーメル症候群1型(SGBS1)またはシンプソン異形成症候群(SDYS)の原因となります。これは、内臓および骨格の異常を伴う出生前後の過成長(巨大症)を特徴とする疾患です。 EMD-Milliporeの抗GPC3マウスモノクローナル抗体クローン9C2は、リコンビナントヒトタンパク質、ヒトHepG2、HEK293、JurkatおよびSK-N-SH細胞株ライセート、ラットPC-12およびマウス肝細胞ライセートに対して、ウェスタンブロッティングでテストされています。 さらに、このクローンは、ヒト肝臓および乳がんのパラフィン包埋組織の免疫組織染色、および培養中のヒトHeLa細胞の免疫蛍光細胞染色での使用が成功しています。 最後に、このクローンは、ヒト細胞のフローサイトメトリー、およびリコンビナント抗原に対するELISAによってもテストされており、成功しています。
免疫原
大腸菌で発現させたヒトGPC3の精製リコンビナントフラグメント
アプリケーション
このマウスモノクローナル抗GPC3抗体クローン9C2を用いたグリピカンの検出は、ウェスタンブロッティング、免疫蛍光染色、IHCおよびフローサイトメトリーでの使用が検証されています。
免疫組織染色: 希釈倍率1:100で使用、ヒト肝臓および腎臓組織でGPC3を検出できます。
免疫蛍光染色:希釈倍率1:200~1:1,000で使用、HeLa細胞のGPC3を検出できます。
フローサイトメトリー:希釈倍率1:200~1:400で使用、Jurkat細胞でGPC3を検出できます。
最適なワーキング希釈倍率は、ご自身で決定してください。
免疫蛍光染色:希釈倍率1:200~1:1,000で使用、HeLa細胞のGPC3を検出できます。
フローサイトメトリー:希釈倍率1:200~1:400で使用、Jurkat細胞でGPC3を検出できます。
最適なワーキング希釈倍率は、ご自身で決定してください。
研究カテゴリー
アポトーシスおよびがん
アポトーシスおよびがん
研究サブカテゴリー
アポトーシス-追加
アポトーシス-追加
品質
マウス肝臓、HepG2、HEK293、Jurkat、SK-N-SH、PC-12、F9細胞ライセートにおいてウェスタンブロッティングにより評価されています。
ウェスタンブロッティング:希釈倍率1:500~1:2,000で使用、マウス肝臓、HepG2、HEK293、Jurkat、SK-N-SH、PC-12およびF9細胞ライセート中のGPC3を検出できます。
ウェスタンブロッティング:希釈倍率1:500~1:2,000で使用、マウス肝臓、HepG2、HEK293、Jurkat、SK-N-SH、PC-12およびF9細胞ライセート中のGPC3を検出できます。
ターゲットの説明
実測値:約66 kDa特性が明らかになっていないバンドが一部のライセートでみられることがあります。
物理的形状
精製プロテインG
精製マウスモノクローナル抗体、PBS溶液、最高0.1%アジ化ナトリウム含有
保管および安定性
2~8°Cで受領日から1年間安定です。
アナリシスノート
コントロール
マウス肝臓、HepG2、HEK293、Jurkat、SK-N-SH、PC-12、F9細胞ライセート
マウス肝臓、HepG2、HEK293、Jurkat、SK-N-SH、PC-12、F9細胞ライセート
免責事項
メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。
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シグナルワード
Danger
危険有害性情報
危険有害性の分類
Aquatic Chronic 3 - Repr. 1A
WGK
WGK 2
引火点(°F)
Not applicable
引火点(℃)
Not applicable
適用法令
試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。
Jan Code
MABC667:
試験成績書(COA)
製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。
Oncotarget, 7(28), 44406-44416 (2016-06-04)
Gastric cancer is a prevalent tumor that is usually detected at an advanced metastatic stage. Currently, standard therapies are mostly ineffective. Here, we report that Glypican-3 (GPC3) is absent in invasive tumors and metastatic lymph nodes, in particular in aggressive
eLife, 7 (2018-10-31)
In the hippocampus, the classical pyramidal cell type of the subiculum acts as a primary output, conveying hippocampal signals to a diverse suite of downstream regions. Accumulating evidence suggests that the subiculum pyramidal cell population may actually be comprised of
ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.
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