S5666

SPITE培地サプリメント(100×)

liquid, sterile-filtered, BioReagent, suitable for cell culture

• UNSPSCコード: 12352205
• NACRES: NA.75

特性

• 無菌性: sterile-filtered
• 品質水準: 400
• 製品種目: BioReagent
• フォーム: liquid
• 保管条件: protect from light
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• 不純物: endotoxin, tested
• 輸送温度: ambient
• 保管温度: 2-8°C

詳細

アプリケーション

通常、血清中にはin vitroでの増殖や分化に適した因子が含まれていますが、無血清培地や低血清培地の場合は、これらの因子を精製された状態で添加することが必要となる場合があります。これらの重要な因子は、インスリン、トランスフェリン、セレン、ピルビン酸、エタノールアミンなどです。

インスリンは、グルコースとアミノ酸の取り込みを促進するポリペプチドホルモンであり、 分裂促進効果が観察される場合は、この性質が原因と考えられます。

トランスフェリンは鉄輸送タンパク質です。鉄は必須微量元素ですが、遊離型では毒性を示す可能性があります。培養細胞に栄養を与えるため、鉄は血清中のトランスフェリンに結合した状態で提供されます。

セレンは、通常、血清から得られる必須微量元素です。

ピルビン酸ナトリウムは、追加のエネルギー源として有益であることが示された事例があります。

エタノールアミンはハイブリドーマ細胞の増殖に重大な役割を果たす脂肪酸であり、しばしばこれらの細胞培養の添加物として利用されます。

栄養学的研究では、上述の添加物成分がほとんどの哺乳類細胞で利用されることが示されています。これらの成分は細胞増殖を亢進し、多くの細胞タイプでの血清必要量を軽減します。上述の添加物成分を2～4%の血清と用いた場合、増殖は10%の血清が添加された培地と同等になることが報告されています。

For suspension cell cultures

構成

1.0 mg/mL組み換えヒトインスリン、0.55 mg/mLヒトトランスフェリン(実質的に鉄不含)、0.5 μg/mL亜セレン酸ナトリウム、12 mg/mLピルビン酸、0.2 mg/mLエタノールアミンを含有します。

その他情報

SPITEは、組み換えヒトインスリン、ヒトトランスフェリン(部分的に鉄飽和)、亜セレン酸ナトリウム、ピルビン酸ナトリウム、エタノールアミンの混合物です。ピルビン酸ナトリウム不含培地が使用される細胞培養用に設計されています。

調製ノート

フェノールレッドを含まないアール平衡塩類溶液(EBSS)で調製されています。

安全性情報

• 保管分類コード: 10 - Combustible liquids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable