A9770

アルデヒドデヒドロゲナーゼ, カリウム活性化 酵母由来

lyophilized powder, ≥10 units/mg protein

• 別名: ALDH, CoA非依存性アルデヒドデヒドロゲナーゼ, m-メチルベンズアルデヒドデヒドロゲナーゼ, アルデヒド:NAD[P]⁺オキシドレダクターゼ
• CAS番号: 9028-88-0
• Enzyme Commission number: 1.2.1.5 (BRENDA, IUBMB)
• EC Number: 232-846-3
• MDL番号: MFCD00081306
• UNSPSCコード: 12352204
• NACRES: NA.54

特性

• 由来生物: yeast
• 品質水準: 200
• フォーム: lyophilized powder
• 比活性: ≥10 units/mg protein
• 保管条件: (Tightly closed. Dry)
• 色: white
• UniProtアクセッション番号: A0A3G3NDH9; S5RCH3; S5RK20; S5S176
• その他の活性: NADH oxidase ≤0.01%; NADPH oxidase ≤0.01%; alcohol dehydrogenase ≤0.01%; lactic dehydrogenase ≤0.01%
• 保管温度: 2-8°C

詳細

詳細

酵母由来のアルデヒドデヒドロゲナーゼは、広範囲の基質の酸化を触媒するために使用されています。これらの基質には、アセトアルデヒド、ホルムアルデヒド、プロピオンアルデヒド、n-ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、n-バレルアルデヒド、カプロアルデヒド、ベンズアルデヒド、グリコアルデヒド、D-グリセルアルデヒド、マロン酸セミアルデヒド、コハク酸アルデヒドが含まれます。酵母由来のアルデヒドデヒドロゲナーゼは、エタノールおよびイソブタノールの産生の研究に使用されています。Sigma-Aldrichのアルデヒドデヒドロゲナーゼは、アルコールデヒドロゲナーゼと併用し、カンジダ（Candida albicans）の解糖代謝およびイオン輸送の特性解析で、エタノール産生の測定に使用されています。

ヒトのアルデヒドデヒドロゲナーゼ（ALDH）ファミリーには、19の遺伝子が含まれています。ALDHは、細胞の核、細胞質、ミトコンドリアおよび小胞体に局在しています。

研究分野は、細胞シグナル伝達です。

アプリケーション

カリウム活性化酵母由来アルデヒドデヒドロゲナーゼは、以下で使用されています。

• 酵素固定化のため、またホルムアルデヒドからギ酸への酸化。
• ヒドラゾンとの機能的関係の研究。
• エタノール産生の測定。

生物化学的／生理学的作用

アルデヒドデヒドロゲナーゼは、いくつかの異なるアイソフォームを持つ四量体です。アルデヒドデヒドロゲナーゼは、プロピル尿素、クロトンアルデヒド、n-イソシアン酸プロピル、シクロヘキシルイソシアナート、1-n-プロピル-1-[(4-クロロフェニル)スルホニル]-3-n-プロピル尿素、および1-メチル-1-[(4-クロロフェニル)スルホニル]-3-n-プロピル尿素によって阻害されます。0.01 Mピロリン酸緩衝液で試験した酵素は、アセトアルデヒドを担体としてpH 9.3付近で鋭い最適条件を示します。

アルデヒドデヒドロゲナーゼ（ALDH）は、非P450アルデヒド還元酵素系を調節します。これは、有毒なアルデヒドの影響から細胞を守ります。この遺伝子の変異は、シェーグレン‐ラルソン症候群、ラルソン症候群、II型高プロリン血症およびがんにつながります。ALDH-2は、心筋梗塞または心臓手術後が起因する心臓虚血を軽減します。アルデヒドデヒドロゲナーゼ（ALDH）は、免疫系の一部である制御性T細胞の機能に関与します。また、細胞の解毒やアミノ酸代謝にも関与し、紫外線（UV）による損傷から細胞を保護します。ALDHはレチノイン酸の生合成およびシグナル伝達で機能します。

単位の定義

1単位で、pH 8.0、25°Cにおいて1分間に1マイクロモルのアセトアルデヒドが酢酸に酸化されます。

物理的形状

リン酸カリウム塩を含有しています。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)