A9978

AICAR

≥98% (HPLC), powder, AMPK activator

• 別名: 5-アミノイミダゾール-4-カルボキサミド 1-β-D-リボフラノシド, N¹-(β-D-リボフラノシル)-5-アミノイミダゾール-4-カルボキサミド, アカデシン
• 実験式（ヒル表記法）: C₉H₁₄N₄O₅
• CAS番号: 2627-69-2
• 分子量: 258.23
• EC Number: 220-097-5
• MDL番号: MFCD00869751
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 24724407
• NACRES: NA.77

特性

• 製品名: AICAR, ≥98% (HPLC), powder
• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• フォーム: powder
• 色: tan
• mp: 214-215 °C
• 溶解性: H₂O: >7 mg/mL
• 輸送温度: dry ice
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: NC(=O)c1ncn([C@@H]2O[C@H](CO)[C@@H](O)[C@H]2O)c1N
• InChI: 1S/C9H14N4O5/c10-7-4(8(11)17)12-2-13(7)9-6(16)5(15)3(1-14)18-9/h2-3,5-6,9,14-16H,1,10H2,(H2,11,17)/t3-,5-,6-,9-/m1/s1
• InChI Key: RTRQQBHATOEIAF-UUOKFMHZSA-N

詳細

詳細

アデノシン一リン酸タンパク質キナーゼ（AMPK）活性化剤5-アミノイミダゾール-4-カルボキサミドリボヌクレオチド（AICAR）は細胞エネルギーを調節します。AICARは脂質およびグルコースの代謝、炎症誘発性反応、サイトカイン産生、細胞増殖およびアポトーシスを調節します。AICARはラットの虚血または再灌流傷害および腎線維症を改善しますAICARは急性尿細管壊死を防ぎます。

アプリケーション

AICARは、JAK（チロシンタンパク質キナーゼ）/STAT（シグナル伝達物質および転写活性化物質）/SOCS（サイトカインシグナル伝達の抑制物質）経路を通してシスプラチン誘発性急性腎傷害を防ぐために使用されています。また、FapR（マロニル-CoA反応性細菌転写因子）-NLuc（ナノルシフィラーゼ）バイオセンサー活性のアッセイにも使用されています。

生物化学的／生理学的作用

AMP-活性化プロテインキナ-ゼ(AMPK)は、エネルギ-利用率が低下したとき(細胞のAMP:ATP比の高いとき)、AMPによりに活性化され、同化過程を阻止するようにはたらく主要な代謝調節因子ですが、AICARは、このAMPKを活性化する細胞透過性のアクチベ-タ-です。in vivoでAICARを用いて薬理的にAMPKが活性化されると運動に似た状態を呈し、骨格筋によるインスリン非依存的なグルコ-ス取り込みが誘発されます。

特徴および利点

この化合物は、Kinase Phosphatase Biology（キナーゼホスファターゼ生物学）研究化合物成果です。ここをクリックして頂くと、他にも主要なKinase Phosphatase Biology製品をご覧いただけます。他の研究分野に使用される生物活性小分子に関する詳細については、sigma.com/discover-bsmにアクセスしてください。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves