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Merck

D141

Sigma-Aldrich

ジギトニン

Used as non-ionic detergent

別名:

ジギチン

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About This Item

実験式(ヒル表記法):
C56H92O29
CAS番号:
分子量:
1229.31
Beilstein:
78654
EC Number:
MDL番号:
UNSPSCコード:
12161900
PubChem Substance ID:
NACRES:
NA.25

由来生物

plant seeds (Digitalis purpurea)

品質水準

フォーム

powder

光学活性

[α]20/D −54°, c = 2.8 in methanol(lit.)

分子量

micellar avg mol wt 70,000

凝集数

60

不純物

<6.0% water

CMC

<0.5 mM (20-25°C)
<0.5 mM (20-25°C)

mp

230-240 °C (dec.) (lit.)

溶解性

H2O: ~5 % (w/v) (solubilized by heating to 95 °C - 98 °C and then cooling to room temp.)

SMILES記法

C[C@@]12[C@]([C@@H]3C)([H])[C@](O[C@]34CC[C@@H](C)CO4)([H])[C@@H](O)[C@@]1([H])[C@@](CC[C@]5([H])[C@@]6(C[C@@H](O)[C@H](O[C@]([C@@H]([C@@H](O)[C@H]7O[C@@](O[C@H](CO)[C@@H](O)[C@@H]8O[C@@](OC[C@@H](O)[C@@H]9O)([H])[C@@H]9O)([H])[C@@H]8O[C@@](O[C@H](CO)[C@H

InChI

1S/C56H92O29/c1-19-7-10-56(75-17-19)20(2)31-45(85-56)37(67)32-22-6-5-21-11-26(24(61)12-55(21,4)23(22)8-9-54(31,32)3)76-50-42(72)39(69)44(30(16-60)80-50)81-53-48(47(36(66)29(15-59)79-53)83-49-40(70)33(63)25(62)18-74-49)84-52-43(73)46(35(65)28(14-58)78-52)82-51-41(71)38(68)34(64)27(13-57)77-51/h19-53,57-73H,5-18H2,1-4H3/t19-,20+,21+,22-,23+,24-,25-,26-,27-,28-,29-,30-,31+,32-,33+,34-,35+,36-,37+,38+,39-,40-,41-,42-,43-,44+,45-,46+,47+,48-,49+,50-,51+,52+,53+,54-,55+,56-/m1/s1

InChI Key

UVYVLBIGDKGWPX-KUAJCENISA-N

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詳細

ジギトニンは、キツネノテブクロ植物(ジキタリス)から抽出されるステロイドサポニンであり、多用途の非イオン性界面活性剤として細胞生物学や生化学に関する研究に欠かせない存在となっています。その独自の特性から、細胞膜、膜タンパク質、および細胞内成分の研究にとって貴重な資産として位置付けられています。ジギトニンは、膜結合性タンパク質を効果的に可溶化しながら、これらの天然立体配座を保存できるという重要な特性と用途を有することから、膜タンパク質の相互作用および活性の研究に最適なツールとなっています。

さらに、ジギトニンは、コレステロールを多く含む原形質膜を選択的に透過化して、オルガネラ膜の完全な状態を維持します。この機能は、特定のオルガネラの抽出と精製を容易にするため、細胞プロセスにおけるこれらの機能と役割を調べるために有用です。種々の細胞タイプを透過化できる界面活性剤としての能力は、分子、抗体、または酵素を細胞内に導入することによる細胞内の成分とプロセスの研究を可能にします。また、ジギトニンは免疫細胞染色の実験にも使用され、細胞内のタンパク質と構造の標識および検出を可能にします。

アプリケーション

ジギトニンは、細胞内での環状グアノシン一リン酸-アデノシン一リン酸(環状GMP-AMP)刺激のために、透過バッファーと共に使用されています。
ジギトニンは、腹水腫瘍細胞からのミトコンドリアの分離手順の評価に使用されています。 また、癌細胞における植物二次代謝物の毒性効果を調べる研究にも使用されています。

生物化学的/生理学的作用

ジギトニンは、細胞膜の透過において主な役割を担っています。真核細胞を溶解できますが、細菌膜は溶解できません。また、膜成分の可溶化にも使用されます。膜のコレステロールと特異的に相互作用することで細孔を作る役に立ちます。穏やかな海面活性のため、バイオテクノロジーで好まれます。この膜活性化合物は、多剤耐性がん細胞に対してドキソルビシンと共に作用します。

特徴および利点

細胞生物学および生化学の研究に適した汎用性の高い化合物

品質

調製には不水溶性成分は使用されていません。

その他情報

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製品番号
詳細
価格

ピクトグラム

Skull and crossbonesHealth hazard

シグナルワード

Danger

危険有害性情報

危険有害性の分類

Acute Tox. 3 Oral - STOT RE 2

保管分類コード

6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects

WGK

WGK 3

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable

個人用保護具 (PPE)

Eyeshields, Faceshields, Gloves, type P2 (EN 143) respirator cartridges


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

D141-VAR:
D141-100MG:
D141-500MG:
D141-BULK:


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