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Merck

F3648

Sigma-Aldrich

Anti-Fibronectin Antibody

rabbit polyclonal

別名:

フィブロネクチン抗体, フィブロネクチン抗体 - 抗フィブロネクチンウサギ宿主抗体, フィブロネクチン抗体・シグマ

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About This Item

MDL番号:
UNSPSCコード:
12352203
NACRES:
NA.23

製品名

抗フィブロネクチン ウサギ宿主抗体, affinity isolated antibody, buffered aqueous solution

由来生物

rabbit

品質水準

結合体

unconjugated

抗体製品の状態

affinity isolated antibody

抗体製品タイプ

primary antibodies

クローン

polyclonal

フォーム

buffered aqueous solution

化学種の反応性

human

テクニック

indirect ELISA: 1:10,000 using human fibronectin
indirect immunofluorescence: 1:400 using human foreskin cultured fibroblasts
microarray: suitable
western blot: 1:1,000 using human plasma fibronectin

UniProtアクセッション番号

アプリケーション

research pathology

輸送温度

dry ice

保管温度

−20°C

ターゲットの翻訳後修飾

unmodified

遺伝子情報

human ... FN1(2335)

詳細

フィブロネクチン(FN)は、多機能な、細胞外マトリックス糖タンパク質です。細胞性のフィブロネクチンは2量体または架橋した多量体の形態で存在し、線維芽細胞、上皮細胞、およびその他の細胞型によって産生されます。2量体形態は、約250 kDaのほぼ等しいサブユニットで構成され、2つのサブユニットは1対のジスルフィド結合によってC末端が共有結合的に架橋されています。FNは、血漿中に2量体として存在し、肝細胞によって分泌されます。
抗血清は、免疫原として精製したヒトフィブロネクチンを用いてウサギで産生されます。アフィニティー分離された抗体は、免疫特異的に精製することによって抗血清から得られ、この精製により、免疫グロブリンを含む、ヒトフィブロネクチンと特異的に結合しないウサギ血清タンパク質が、事実上すべて除去されています。抗血清は、ヒト線維芽細胞培養物の免疫蛍光標識、ELISA、および免疫ブロットにより、ヒトフィブロネクチンに対して免疫特異的であることが確認されています。ヒトフィブロネクチンを免疫ブロットで検証すると、220 kDaにフィブロネクチンの特異的なバンドが認められます(94 kDaに別のバンドが存在することもあります)。免疫電気泳動に使用した場合、抗体は正常ヒト血漿に対して1~2つの沈降線を示します。本製品は、正常組織、炎症を起こしている組織、および腫瘍組織におけるフィブロネクチンの免疫組織化学的な局在確認、培養細胞におけるフィブロネクチンの検出、ならびに、ヒトや動物の体液、組織、および細胞が産生するフィブロネクチンの構造と機能の研究に使用することができます。ヒトフィブロネクチンに対するアフィニティーを利用して単離された抗体は、培養細胞、凍結切片、およびホルマリンで固定してパラフィンに包埋した組織の、免疫蛍光染色および免疫ペルオキシダーゼ染色に使用することが可能です。その他のメタカーンやエタノールなどの固定剤も使用できます。

フィブロネクチン(FN)は、分子量220 kDaのほぼ同一のジスルフィド結合した2つのポリペプチドで構成されています細胞性のフィブロネクチンは、構造的にも抗原的にも、血漿由来の寒冷不溶性グロブリンと同様であるため、通常、いずれの形態に対するポリクローナル抗体も交差反応を生じます。フィブロネクチン分子の慎重な分析から、フィブロネクチン分子は、細胞表面、コラーゲン、フィブリノゲンもしくはフィブリン、補体、グリコサミノグリカン、プロテオグリカン、およびヘパリンと結合することができる、機能的にも構造的にも異なるドメインを含んでいることが示されています。フィブロネクチン1は、ヒト染色体2q35にマップされる遺伝子にコードされています。

特異性

ドットブロットにおいて、本製品はラミニン、ビトロネクチン、IV型コラ-ゲン、A, B, C型コンドロイチン硫酸と交差反応しません。

免疫原

ヒト血漿から単離されたフィブロネクチン

アプリケーション

抗フィブロネクチン抗体は、以下に適しています:
  • 慢性膵炎における膵星細胞の活性を調べるための免疫組織化学(IHC)分析
  • 宿主細胞へのYersinia pestis(ペスト菌)結合とYop送達における細胞壁のフィブロネクチンの活性を調べるための抗体ブロッキングアッセイ
  • 一次抗体として内皮細胞の染色
  • 内皮細胞への付着に対する抗ヒトフィブロネクチン抗体の効果を調べるための細胞付着アッセイ
  • NF-κB依存性乳腺腫瘍発生試験の免疫沈降とウエスタンブロット分析
  • ザイキシンテールと線維性付着との間の相関を調べるための免疫蛍光染色
  • 全細胞溶解液の膵星細胞(PSC)マーカーであるグリア繊維性酸性タンパク質(GFAP) α-平滑筋アクチン(α-SMA)、コラーゲンタイプI、およびフィブロネクチンの発現レベルを調べるための免疫ブロッティング
  • フィブロネクチン切片のELISA
  • マイクロアレイ分析

生物化学的/生理学的作用

フィブロネクチン(FN)は、細胞の接着、遊走、増殖および分化に重要な役割を果たします。ヘパリン、コラーゲン/ゼラチン、およびフィブリンなどの、さまざまな機能的に重要なドメインに結合する能力があります。また、ヒト非小細胞肺がんも刺激します。
多数の研究において、フィブロネクチンは、細胞の接着と拡散を増強させ、in vivoと培養の両方で細胞遊走の経路に影響を与える可能性があることが示されています。さらに、悪性転換すると、多くの細胞が表面に結合したフィブロネクチンを失うことが示されています。フィブロネクチンは、細胞形態、細胞骨格、食作用、止血、胚分化、および創傷修復においても役割を果たしていることが示されています。フィブロネクチンは、以下を含む多種多様な上皮細胞および間葉細胞によりin vitroで産生されます。線維芽細胞、軟骨細胞、筋芽細胞、シュワン細胞、マクロファージ、肝細胞、および腸上皮細胞。細胞性フィブロネクチンは、脾臓、リンパ節、扁桃、血管壁、肝臓、腎臓、筋肉、皮膚、脳、および末梢神経を含む多くの組織に存在しています。基底膜および疎結合組織の間質に見出されます。また、血小板α-顆粒にも存在し、活性化の後、血小板表面に発現します。

物理的形状

1% BSAおよび15 mMアジ化ナトリウムを含む、0.01Mリン酸緩衝食塩水溶液(pH 7.4)

保管および安定性

連続して使用する際は、2~8°Cで最大1カ月保管可能です。それ以上保管すると、溶液が使用アリコート中で凍結するおそれがあります。凍結と融解を繰り返すことや、「霜取り機能付き」冷凍庫で保管することは推奨されません。長期保管によりわずかな濁りが見られる場合は、遠心分離によって溶液を清澄してから使用します。

免責事項

当社のカタログまたは製品に添付された当社のその他の文書に別段の記載がない限り、当社の製品は研究にのみ使用することを意図しており、無許可での商用使用、in vitro診断での使用、ex vivoもしくはin vivo治療での使用、または人間もしくは動物でのあらゆるタイプの消費もしくは適用など、その他の目的には使用しないでください。

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保管分類コード

10 - Combustible liquids

WGK

WGK 3

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable

個人用保護具 (PPE)

Eyeshields, Gloves, multi-purpose combination respirator cartridge (US)


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

F3648-BULK:
F3648-VAR:
F3648-.5ML:
F3648-.2ML:
F3648-100UL:


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