L6143

リポポリサッカリド サルモネラ菌 セロタイプ typhimurium由来

suitable for cell culture, BioXtra, γ-irradiated

• 別名: LPS
• MDL番号: MFCD00164404
• UNSPSCコード: 12352201
• NACRES: NA.75

特性

• 由来生物: Salmonella enterica (serotype typhimurium)
• 品質水準: 200
• 無菌性: γ-irradiated
• 製品種目: BioXtra
• フォーム: lyophilized powder
• 精製方法: gel-filtration chromatography
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• 不純物: <1% Protein (Lowry)
• 保管温度: 2-8°C

詳細

アプリケーション

以下の用途に、Salmonella enterica血清型typhimurium（ネズミチフス菌）由来のリポ多糖が使用されています：

• マウスを用いて炎症誘発性サイトカインの分泌を誘発するために
• 単球のサイトカイン産生を誘発するために
• マウス樹状細胞中のNF-κB経路の活性化を誘発するために。
• ヒト結腸腺癌Caco-2細胞中の炎症反応を誘発するために
• エストロゲン受容体mRNA発現の研究で、ナマズ末梢血白血球（PBL）を刺激するために

リポ多糖（LPS）は、グラム陰性菌の細胞壁の特徴的な成分です。LPSとその脂質A部分は、一般的な病原体関連分子パターン（PAMP）を認識するトール様受容体タンパク質ファミリーのメンバーであるトール様受容体4（TLR4）によって、自然免疫系の細胞を刺激します。

生物化学的／生理学的作用

LPSは、ほとんどのグラム陰性菌の細胞壁を構成する主要成分です。LPSは、可溶性の抗原に対する免疫応答を亢進する能力のある免疫原性の高い抗原です。LPSは、マウス、ウサギ、ニワトリ、雌ウシ、ハムスター、ヒトの骨髄由来Bリンパ球の特異的マイトジェンとしても作用します。

再構成

リポポリサッカリドは、γ線照射処理を行った凍結乾燥粉末です。再構成するには、バイアル(1 mg)に滅菌平衡塩類溶液または組織培養液1 mLを添加し、粉末が溶解するまで穏やかに攪拌します。本製品を再構成後、滅菌平衡塩類溶液または組織培養液を使用して、望ましい使用濃度に希釈できます。

その他情報

お客様の研究に適したメルクの広範なリポ多糖を包括的に理解していただくために、ぜひメルクの炭水化物カテゴリーページをご覧ください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H302 + H312 + H332
• 注意書き: P261 - P264 - P280 - P301 + P312 - P302 + P352 + P312 - P304 + P340 + P312
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Dermal - Acute Tox. 4 Inhalation - Acute Tox. 4 Oral
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)