N6005

β-ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド, 還元型 二ナトリウム塩 水和物

≥94% (HPLC)

• 別名: DPNH, NADH, β-DPNH, β-NADH, ジホスホピリジンヌクレオチド, 還元型
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₁H₂₇N₇Na₂O₁₄P₂ · xH₂O
• CAS番号: 606-68-8
• 分子量: 709.40 (anhydrous basis)
• MDL番号: MFCD03791273
• UNSPSCコード: 41106305
• PubChem Substance ID: 329818659
• NACRES: NA.51

特性

• 由来生物: yeast
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥94% (HPLC); ≥94% (spectrophotometric assay)
• フォーム: powder
• 溶解性: 10 mM NaOH: soluble-100 mg/mL, clear to slightly hazy, slightly yellow to deep greenish-yellow
• 輸送温度: wet ice
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: O.[Na+].[Na+].NC(=O)C1=CN(C=CC1)[C@@H]2O[C@H](COP([O-])(=O)OP([O-])(=O)OC[C@H]3O[C@H]([C@H](O)[C@@H]3O)n4cnc5c(N)ncnc45)[C@@H](O)[C@H]2O
• InChI: 1S/C21H29N7O14P2.2Na.H2O/c22-17-12-19(25-7-24-17)28(8-26-12)21-16(32)14(30)11(41-21)6-39-44(36,37)42-43(34,35)38-5-10-13(29)15(31)20(40-10)27-3-1-2-9(4-27)18(23)33;;;/h1,3-4,7-8,10-11,13-16,20-21,29-32H,2,5-6H2,(H2,23,33)(H,34,35)(H,36,37)(H2,22,24,25);;;1H2/q;2*+1;/p-2/t10-,11-,13-,14-,15-,16-,20-,21-;;;/m1.../s1
• InChI Key: FWBNCIFELNNJCX-UHOVGGJYSA-L

詳細

アプリケーション

β-ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド（NAD+）およびβ-ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド還元型（NADH）は、広範囲の酵素触媒酸化還元反応に関与するコエンザイム酸化還元対（NAD+：NADH）を含みます。酸化還元作用に加え、NAD+/NADHは、ADP-リボース化（ADP-リボシルトランスフェラーゼ；ポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ）反応におけるADP-リボース単位のドナーであり環状ADP-リボース（ADP-リボシルシクラーゼ）の前駆体です。

NADHは、低濃度で存在する生物学的に意味のある酵素または代謝産物の活性の検出を増幅させる酵素サイクリングアッセイに試薬として使用できます。

生物化学的／生理学的作用

NADHは、解糖、β-酸化およびクエン酸サイクル（クレブスサイクル、TCAサイクル）など異化プロセスにおいて再生電子供与体として機能する補酵素です。また、これは例えばDNA損傷応答時のポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ（PARP）の基質として、細胞シグナル伝達事象にも関与します。NAD⁺/NADH依存性サーチュインは、エネルギー代謝など事象時のストレス応答に重要な役割を果たし、がん生物学、糖尿病および神経変性疾患と関係しています。
NADHは、低濃度で存在する生物学的に意味のある酵素または代謝産物の活性の検出を増幅させる酵素サイクリングアッセイに試薬として使用できます。

包装

固体重量により梱包されています。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable