S7817

スクリプタイド

≥95%, solid

• 別名: 6-(1,3-ジオキソ-1H, 3H-ベンゾ[de]イソキノリン-2-イル)-ヘキサン酸ヒドロキシアミド
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₈H₁₈N₂O₄
• CAS番号: 287383-59-9
• 分子量: 326.35
• MDL番号: MFCD00386477
• UNSPSCコード: 12352203
• PubChem Substance ID: 329824590
• NACRES: NA.77

特性

• 由来生物: synthetic (organic)
• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥95%
• 形状: solid
• mp: 160-161 °C
• 溶解性: DMSO:methanol (1:1): complete 2 mg/ml, clear, colorless to faintly yellow; DMSO: 1 mg/mL; methanol: soluble
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: ONC(=O)CCCCCN1C(=O)c2cccc3cccc(C1=O)c23
• InChI: 1S/C18H18N2O4/c21-15(19-24)10-2-1-3-11-20-17(22)13-8-4-6-12-7-5-9-14(16(12)13)18(20)23/h4-9,24H,1-3,10-11H2,(H,19,21)
• InChI Key: JTDYUFSDZATMKU-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

スクリプタイドは、ヒストンの広範囲のアセチル化を増進するヒストンデアセチラーゼ（HDAC）阻害薬です。スクリプタイドは転写活性およびタンパク質発現を改善します。スクリプタイドは腫瘍増殖を阻害します。スクリプタイドはテロメラーゼの活性を低下させ、グリオーマ細胞アポトーシスを刺激します。

アプリケーション

スクリプタイドは体細胞核移植によるクローニング手順における転写活性の強化に使用されました。^5,6

スクリプタイドは卵母細胞および胎芽培養の後活性化で使用されています。

生物化学的／生理学的作用

スクリプタイドは、G0/G1および／またはG2/M 期で抑止を誘発することによって卵巣癌細胞の細胞周期の進行を抑制します。スクリプタイドで細胞を処理すると、ミトコンドリア膜電位の損失とH3およびH4ヒストンテールのアセチル化の増加がもたらされます。²スクリプタイドは、p38シグナル伝達によるヒト赤血球前駆細胞でのγ-グロビンの発現を誘発するため、鎌状赤血球障害治療の選択肢となる可能性があります。³スクリプタイドはマウス胎芽の転写活性およびタンパク質発現を増進します。これは通常正常な生殖能力を有する成体期に成長するクローン化同系交配マウス胎芽の産生に有用です。⁴

ヒストン脱アセチル化酵素のインヒビタ-であり、トリコスタチンAよりも低毒性です。タンパク質発現を強化するために使用されます。

特徴および利点

この化合物は、遺伝子制御研究に使用するための製品です。その他の主要な遺伝子制御製品を見つけるにはここをクリックしてください。他の研究分野向け生理活性小分子の詳細については、sigma.com/discover-bsmをご覧ください。

法的情報

米国特許第6,544,957号のライセンスの下で販売されています。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)