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Merck

I0634

Sigma-Aldrich

Ionomycin calcium salt

from Streptomyces conglobatus, ≥98% (HPLC), powder, Ca2+ ionophore

別名:

Ionomycin (calcium), ATCC 31005

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About This Item

実験式(ヒル表記法):
C41H70CaO9
CAS番号:
分子量:
747.07
Beilstein:
1416163
MDL番号:
UNSPSCコード:
12352200
PubChem Substance ID:
NACRES:
NA.77

製品名

イオノマイシン カルシウム塩 from Streptomyces conglobatus, powder, ≥98% (HPLC)

品質水準

アッセイ

≥98% (HPLC)

フォーム

powder

保管条件

desiccated
protect from light

white to off-white

溶解性

DMSO: 10 mg/mL
ethanol: soluble

抗生物質活性スペクトル

Gram-positive bacteria

作用機序

cell membrane | interferes

保管温度

2-8°C

SMILES記法

C[C@@H]1CCC(=O)O[Ca]OC(=CC(=O)[C@@H](C)C[C@@H](C)C1)[C@H](C)C[C@H](C)C\C=C\[C@@H](C)[C@@H](O)[C@@H](C)[C@@H](O)C[C@@H]2CC[C@](C)(O2)[C@H]3CC[C@](C)(O3)[C@@H](C)O

InChI

1S/C41H72O9.Ca/c1-25(21-29(5)34(43)24-35(44)30(6)22-27(3)20-26(2)14-15-38(46)47)12-11-13-28(4)39(48)31(7)36(45)23-33-16-18-41(10,49-33)37-17-19-40(9,50-37)32(8)42;/h11,13,24-33,36-37,39,42-43,45,48H,12,14-23H2,1-10H3,(H,46,47);/q;+2/p-2/b13-11+,34-24-;/t25-,26-,27+,28-,29-,30+,31+,32-,33+,36+,37-,39-,40+,41+;/m1./s1

InChI Key

WKRWUYKLUMMAKG-WYGBAUISSA-L

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詳細

イオンマイシンカルシウムは、Streptomyces conglobatusが産生するポリエーテル系抗生物質で、Ca2+と二価カチオンを水相から有機相へ除去することができます。イオノマイシンは、細胞膜に直接作用するのではなく、貯蔵調節型カチオンの流入を引き起こすことによって、Ca2+の流入を増加させます。カルシウムに応答する潜在的な酵素を活性化させることができるため、アポトーシスを誘導する可能性があります。イオノマイシンカルシウム塩は、効率の高いCa2+輸送体として機能するため、生体膜を介したCa2+の輸送を研究する上で非常に有用です。イオノマイシンは、蛍光指示薬のin situキャリブレーションにおいて、細胞内外のカルシウムイオン濃度のバランスを取るために用いられます。

さらに、本品はグラム陽性細菌に有効な狭域スペクトル抗生物質であり、Streptomyces conglobatusの発酵培養液からその物質だけを採取できます。イオノマイシンは、300 nmで並外れた最大UV吸収を示し、カルシウムイオンに高い親和性を有するため、知られているポリエーテル系抗生物質の中でも特有な物質です。

アプリケーション

Streptomyces conglobatus由来のイオノマイシンカルシウム塩は、以下のような培養を行うための培地サプリメントとして使用されています:

  • 免疫学的評価のための末梢血単核細胞(PBMC)
  • 単為生殖活性化のための卵母細胞
  • 細胞内サイトカインの検出、carboxyfluorescein diacetate succinimidyl ester(CFSE)増殖アッセイ、および抗原特異的抑制機能アッセイのためのT細胞サブセット
  • Phorbol12-myristate 13-acetate(PMA)と併用して、さまざまな細胞でT細胞活性化を刺激するため
  • 精子受精能獲得培地のサプリメントとして使用し、ウシ胚発生に関するin vitro受精と効率向上に対するその作用を検討するため
  • 脂肪由来幹細胞(ASC)中の細胞内Ca2+を検出する陽性対照として(4)

生物化学的/生理学的作用

Ca2+イオノフォアで、A23187よりも効果的なCa2+の移動型イオンキャリア-です。非蛍光性で、生体膜を通過するCa2+輸送の研究に用いられます。胚性皮質神経細胞のアポト-シス性分解を誘導します。
イオノマイシンは、カルシウム分析のバリデーションやキャリブレーションのために広く使用されるイオノフォアです。

調製ノート

粉末のイオノマイシンは乾燥・遮光して2~8°Cにて保存してください。この条件下において本製品は3年間安定です。エタノールやDMSOのストック溶液は、遮光して-20°Cにて保存してください。ストック溶液はこの条件下において数ヵ月間安定です。6週間以内の短期使用では、ストック溶液を遮光下で2~8°Cにて保存することも可能です。

ピクトグラム

Exclamation mark

シグナルワード

Warning

危険有害性情報

危険有害性の分類

Acute Tox. 4 Oral

保管分類コード

11 - Combustible Solids

WGK

WGK 3

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable

個人用保護具 (PPE)

dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

I0634-5MG-PW:
I0634-1MG-PW:
I0634-5MG:
I0634-1MG:
I0634-VAR:
I0634-BULK:


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Comprehensive Biotechnology (2011)
Ionomycin, a new polyether antibiotic
LIU WC, et al.
The Journal of Antibiotics, 31, 815-819 (1978)
Ionomycin enhances Ca2+ influx by stimulating store-regulated cation entry and not by a direct action at the plasma membrane
Morgan AJ and Jacob R
The Biochemical Journal, 300, 665-672 (1994)
The role of ionomycin in the improvement of in vitro fertilization and increasing the rate of bovine embryo development
Amran RA, et al.
Journal of Separation Science, 57(10), 1279-1284 (2023)
Valproic acid promotes differentiation of adipose tissue-derived stem cells to neuronal cells selectively expressing functional N-type voltage-gated Ca2+ channels
Satoh A, et al.
Biochemical and Biophysical Research Communications, 589, 55-62 (2022)

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

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