コンテンツへスキップ
Merck

11465015001

Roche

細胞増殖キットII(XTT)

liquid, pkg of 1 kit, suitable for cell analysis, suitable for tissue culture

別名:

xtt

ログイン組織・契約価格を表示する


About This Item

UNSPSCコード:
12352200

フォーム

liquid

品質水準

使用法

sufficient for ≤2,500 tests

包装

pkg of 1 kit

メーカー/製品名

Roche

保管条件

protect from light

テクニック

tissue culture: suitable

λmax

450-500 nm

アプリケーション

cell analysis
detection

検出方法

colorimetric

保管温度

−20°C

詳細

細胞増殖キットII(XTT)は、細胞増殖、生存率、および細胞毒性の非放射活性定量のための比色分析法です。サンプルには、96ウェルマイクロプレートに接着あるいは懸濁させた培養細胞のどちらでも使用できます。

比色分析法は、培地に添加されたテトラゾリウム塩の開裂によって、生細胞の数を測定します。本テクニックは、微小培養において洗浄や細胞の回収を必要としない完全アッセイであり、ELISAリーダーによってデータ解析でき、同じマイクロプレート内で実施できます。
最近では、テトラゾリウム塩XTTが報告されています。MTTとは異なり、XTTの開裂生成物は水に可溶であるため、可溶化のステップは必要ありません。テトラゾリウム塩XTTは、複雑な細胞内メカニズムによってホルマザンに開裂されます。この生物還元反応は生細胞のみに起こり、解糖系を通じたNAD(P)Hの生成に関与しています。そのため、生成されたホルマザン色素の量は、代謝的に活性のある培養細胞の数に直接相関します。

アプリケーション

細胞増殖キットII(XTT)は、96ウェルプレート形式を使用した細胞集団中の細胞増殖および生存率の非放射活性分光光度定量に使用されます。本キットは以下のことに使用できます:
  • 成長因子、サイトカイン、マイトジェンおよび栄養素に対する細胞増殖の測定
  • 抗癌剤や他の医薬品化合物などの、細胞毒性および細胞増殖抑制化合物の分析
  • 成長阻害抗体や生理学的メディエーターの評価
  • 骨細胞増殖のための、骨組織エンジニアリングを採用した、様々な足場の生物適合性試験
  • 細胞生存率アッセイ。

特徴および利点

  • 安全で簡単:放射性同位元素、洗浄工程、および追加試薬が不要です。
  • 正確:得られた吸光度は、細胞数に強く相関します。
  • 高感度:少ない細胞数を検出します。
  • 迅速:マルチウェルELISAリーダーを使用して、大量のサンプルを処理できます。

包装

1つのキットには2のコンポーネントが含まれています。

原理

本アッセイは、電子カップリング試薬の存在下での、テトラゾリウム塩XTTの開裂に基づき、可溶性のホルマザン塩を生成します。この変換は生細胞のみに起こります。96ウェル組織培養プレートで増殖した細胞を、XTTラベリング混合物で2~20時間インキュベーションします。インキュベーション後、生成されたホルマザン色素は、スキャンニングマルチウェル分光光度計(ELISAリーダー)を使用して定量されます。測定された吸光度は、生細胞数と直接相関します。
細胞増殖および生存率アッセイは、細胞生物学におけるルーチンアプリケーションとして特に重要です。テトラゾリウム塩(例、MTT、XTT、WST-1)は、このタイプの分析に特に有用です。テトラゾリウム塩は、ミトコンドリアの呼吸鎖に属するコハク酸-テトラゾリウム還元酵素システム(EC 1.3.99.1)によって開裂され、ホルマザンを生成し、これは代謝的に活性のある細胞だけに起こります。

調製ノート

使用液:溶液の調製
XTTラベリング試薬および電子カップリング試薬を、それぞれ37°Cの水浴内で解かします。各バイアルを十分に混合し、透明な溶液を得ます。
XTTラベリング混合物
1つのマイクロプレート(96ウェル)で細胞増殖アッセイ(XTT)を実施するためには、5 mLのXTTラベリング試薬と0.1 mLの電子カップリング試薬を混合します。
注意:信頼性のある結果を得るためには、XTTラベリング試薬と電子カップリング試薬を、使用直前に解かして混合してください。
実施要領
細胞を、1ウェルあたりの最終液量が100 μLとなるようにマイクロプレート(組織培養グレード、96ウェル、平底)内で、加湿雰囲気下(例、37°C、6.5% CO2)、細胞に必要な培地に従い培養します。
細胞培養のインキュベーション期間は、アッセイに使用する実験アプローチや細胞株によって異なります。ほとんどの実験セットアップにおいて、細胞のインキュベーション時間は、24~96時間が適切です。
インキュベーション後、上記のように調製したXTTラベリング混合物を、各ウェルに50 μL加えます(XTTの最終濃度は0.3 mg/mL)。
マイクロプレートを、加湿雰囲気下(例、37°C、6.5% CO2)で、4~24時間インキュベートします。
注意:インキュベーション時間は、それぞれの実験セットアップ(例、使用する細胞の種類や濃度)によって異なります。そのため、XTTラベリング混合物の添加後に、1つの同じマイクロプレートを使用して異なるタイムポイント(例、4、6、8、12、および18時間)で吸収を測定し、特定の実験セットアップにおける最適なインキュベーション時間を決定することをお勧めします。
保管条件(使用液):試薬は使用直前に解かしてください。適切に分注することをお勧めします(5 mLのXTTラベリング試薬と0.1 mLの電子カップリング試薬が、1つのマイクロプレート(96ウェル)でのアッセイに必要です)。
注意:凍結融解の繰り返しは避けてください。

その他情報

ライフサイエンス研究のみに使用できます。診断には使用できません。

キットの構成要素のみ

製品番号
詳細

  • XTT Labeling Reagent

  • Electron-coupling Reagent

保管分類コード

12 - Non Combustible Liquids

WGK

nwg

引火点(°F)

does not flash

引火点(℃)

does not flash


最新バージョンのいずれかを選択してください:

試験成績書(COA)

Lot/Batch Number

適切なバージョンが見つかりませんか。

特定のバージョンが必要な場合は、ロット番号またはバッチ番号で特定の証明書を検索できます。

以前この製品を購入いただいたことがある場合

文書ライブラリで、最近購入した製品の文書を検索できます。

文書ライブラリにアクセスする

Eun Young Park et al.
The Journal of biological chemistry, 289(13), 9254-9262 (2014-02-12)
Autosomal dominant polycystic kidney disease (ADPKD) is the most common inherited renal disorder. Although a myriad of research groups have attempted to identify a new therapeutic target for ADPKD, no drug has worked well in clinical trials. Our research group
Senescent growth arrest in mesenchymal stem cells is bypassed by Wip1-mediated downregulation of intrinsic stress signaling pathways.
Lee J S, et al.
Stem Cells, 27(8), 1963-1975 (2009)
High-Temperature Requirement A1 (Htra1) - A Novel Regulator of Canonical Wnt Signaling.
Oriane G, et al.
Scientific Reports, 7(1), 17995-17995 (2017)
K Zhang et al.
Oncogene, 36(41), 5681-5694 (2017-06-13)
In many cancer types, integrin-mediated signaling regulates proliferation, survival and invasion of tumorigenic cells. However, it is still unclear how integrins crosstalk with oncogenes to regulate tumorigenesis and metastasis. Here we show that oncogenic K-RasV12 upregulates α6-integrin expression in Madin-Darby
Sarah M Francis et al.
Molecular therapy : the journal of the American Society of Gene Therapy, 22(9), 1643-1652 (2014-02-27)
The high rates of recurrence and low median survival in many B-cell cancers highlight a need for new targeted therapeutic modalities. In dividing cells, eukaryotic translation initiation factor 5A (eIF5A) is hypusinated and involved in regulation of protein synthesis and

資料

Cell based assays for cell proliferation (BrdU, MTT, WST1), cell viability and cytotoxicity experiments for applications in cancer, neuroscience and stem cell research.

プロトコル

XTT assay protocol for measuring cell viability, proliferation, activation and cytotoxicity. Instructions for XTT reagent preparation and examples of applications.

96ウェルマイクロプレートで培養した接着/浮遊細胞の細胞増殖、生存率、細胞毒性の非放射性定量のための比色分析法を実施できます。

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

製品に関するお問い合わせはこちら(テクニカルサービス)