17849

エンロフロキサシン

≥99.0%

• 別名: ベイトリル
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₉H₂₂FN₃O₃
• CAS番号: 93106-60-6
• 分子量: 359.39
• Beilstein: 5307824
• MDL番号: MFCD00792463
• UNSPSCコード: 41116105
• PubChem Substance ID: 329751571
• NACRES: NA.21

特性

• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥99.0%; 99.0-101.0% (dried substance)
• 形状: powder or crystals
• 抗生物質活性スペクトル: Gram-negative bacteria; Gram-positive bacteria
• 作用機序: DNA synthesis | interferes; enzyme | inhibits
• SMILES記法: CCN1CCN(CC1)c2cc3N(C=C(C(O)=O)C(=O)c3cc2F)C4CC4
• InChI: 1S/C19H22FN3O3/c1-2-21-5-7-22(8-6-21)17-10-16-13(9-15(17)20)18(24)14(19(25)26)11-23(16)12-3-4-12/h9-12H,2-8H2,1H3,(H,25,26)
• InChI Key: SPFYMRJSYKOXGV-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

エンロフロキサシンは、広域抗菌活性を持つ動物用フルオロキノロン（FQ）抗生物質です。FQ薬は高い親和性で鉄にキレートします。このキレート化は、エピジェネティック制御、コラーゲン成熟、HIF（低酸素誘導因子）分解の調節に関与するFe(II)依存性ジオキシゲナーゼの阻害につながります。FQ薬に関連する副作用は、腎毒性と腱障害です。エンロフロキサシンは水産養殖で使用されており、その使用により水生環境での抗生物質耐性微生物の成長が亢進される可能性があります。本剤は公衆衛生および環境に悪影響を与える可能性があります。

化学構造：フルオロキノロン

アプリケーション

エンロフロキサシンは以下の用途に使用されています：

• 哺乳類細胞におけるフルオロキノロンの毒性に起因する病理学的メカニズムの調査
• 表面増強ラマン分光法（SERS）により水産養殖で使用される違法な魚用医薬品を分析する研究における、50％アセトニトリル含有標準溶液の調製
• 化学発光試薬システムの分析物

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08,GHS07
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H302,H317,H334
• 注意書き: P261 - P264 - P270 - P280 - P301 + P312 - P302 + P352
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral - Resp. Sens. 1 - Skin Sens. 1
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)