I5502

イソプロピル β-D-1-チオガラクトピラノシド

≥99% (TLC)

• 別名: IPTG, イソプロピル β-D-チオガラクトシド
• 実験式（ヒル表記法）: C₉H₁₈O₅S
• CAS番号: 367-93-1
• 分子量: 238.30
• Beilstein: 4631
• EC Number: 206-703-0
• MDL番号: MFCD00063273
• UNSPSCコード: 12352201
• PubChem Substance ID: 24896069
• NACRES: NA.31

特性

• 詳細: non-ionic
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥99% (TLC)
• フォーム: powder
• テクニック: thin layer chromatography (TLC): suitable
• 不純物: 10.0-22.0% Dioxane
• 色: white to off-white
• mp: 120 -122 °C ((248 - 252 °F ))
• 溶解性: water: 50 mg/mL, clear, colorless
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: CC(C)S[C@@H]1OC(CO)[C@H](O)C(O)[C@H]1O
• InChI: 1S/C9H18O5S/c1-4(2)15-9-8(13)7(12)6(11)5(3-10)14-9/h4-13H,3H2,1-2H3/t5-,6+,7+,8-,9+/m1/s1
• InChI Key: BPHPUYQFMNQIOC-NXRLNHOXSA-N

詳細

アプリケーション

IPTGは、β-ガラクトシダーゼ活性の発現誘導が必要なクローニングの際に用いられます。大腸菌中のlacオペロンの発現を誘導させる組み換えコロニーのblue-white selectionの際に、X-GalまたはBluo-Gal とともに用います。β-ガラクトシダーゼをコードしているlacZ遺伝子を抑制しているlacIリプレッサーに結合してコンホメーションを変化させ、その抑制を妨げます。

その他情報

代謝されないグルコースのアナログです。

お客様の研究に適したメルクの広範な単糖類を包括的に理解していただくために、ぜひメルクの炭水化物カテゴリーページをご覧ください。

再構成

IPTGを水に溶解しフィルター滅菌してストック溶液 (0.1 M)を作成します。プレート中の最終濃度は0.2 mMです。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07,GHS08,GHS07,GHS08
• シグナルワード: WarningDanger
• 危険有害性情報: H319 - H351 - H319 - H350
• 注意書き: P281 - P202 - P264 - P280 - P305 + P351 + P338 - P305 + P351 + P338 - P308 + P313 - P337 + P313
• 危険有害性の分類: Carc. 1B - Eye Irrit. 2
• 補足的ハザード: EUH019
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible, acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable