17790

β-オイデスモール

≥90% (GC)

• 別名: (2R,4aR,8aS)-デカヒドロ-8-メチレン-α,α,4a-トリメチル-2-ナフチルメタノール
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₅H₂₆O
• CAS番号: 473-15-4
• 分子量: 222.37
• Beilstein: 5735560
• MDL番号: MFCD00210502
• UNSPSCコード: 12352212
• PubChem Substance ID: 57647672
• NACRES: NA.25

特性

• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥90% (GC)
• 形状: powder
• mp: 72-74 °C (lit.)
• アプリケーション: metabolomics; vitamins, nutraceuticals, and natural products
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: [H][C@@]12C[C@@H](CC[C@@]1(C)CCCC2=C)C(C)(C)O
• InChI: 1S/C15H26O/c1-11-6-5-8-15(4)9-7-12(10-13(11)15)14(2,3)16/h12-13,16H,1,5-10H2,2-4H3/t12-,13+,15-/m1/s1
• InChI Key: BOPIMTNSYWYZOC-VNHYZAJKSA-N

詳細

詳細

β-オイデスモールは芳香族の酸素化セスキテルペン化合物です。主にMagnolia（モクレン）の樹皮にみられ、Cryptomeria japonica（スギ）、Atractylodes lancea（ホソバオケラ）、Pterocarpus santalinus（コウキシタン）、Ginkgo biloba（イチョウ）、Nardostachys jatamansi（スパイクナード）などの他の薬草からも抽出できます。

アプリケーション

β-オイデスモールは、以下の用途に使用されています：

• ヒト皮膚線維芽細胞（HDF）に対する抗酸化、抗炎症、細胞保存作用を検討するための処理剤として
• 代謝工学的に改変されたE. coli（大腸菌）抽出テルペンシンターゼ（Tps）遺伝子がβ-オイデスモールシンターゼをコードするかどうかをガスクロマトグラフィー質量分析（GC/MS）法を用いて調べるための標準物質として
• 単純ヘルペスウイルス1型（HSV-1）に対する抗ウイルス効果を検討するため
• コカイン誘発性プラナリア行動の回復効果を調べるため

生物化学的／生理学的作用

β-オイデスモールには多くの薬理学的ベネフィットがあります。多くの精油に含まれる有効成分で、抗酸化作用や抗菌作用を示します。β-オイデスモールは、Litsea coreana（カゴノキ）の木の葉の精油に抗真菌活性、またTaiwania cryptomerioides（タイワンスギ）の木の小枝に抗木材腐朽菌活性をそれぞれ誘導します。ヒト腫瘍細胞の腫瘍細胞増殖、成長および遊走を抑制します。β-オイデスモールは神経系に対してさまざまな保護効果を有することが知られています。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)