A1388

アデノシン 5′-[γ-チオ]三リン酸 四リチウム塩

≥75% (HPLC), powder

• 別名: ATP-γ-S, Ado-5′-PPP[S], アデノシン 5′-(3-チオトリホスファート) 四リチウム塩
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₀H₁₂Li₄N₅O₁₂P₃S
• CAS番号: 93839-89-5
• 分子量: 546.98
• Beilstein: 6265083
• EC Number: 298-862-8
• MDL番号: MFCD00077293
• UNSPSCコード: 41106305
• eCl@ss: 32160414
• PubChem Substance ID: 24890536
• NACRES: NA.51

特性

• 由来生物: synthetic (organic)
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥75% (HPLC)
• フォーム: powder
• 色: off-white
• 溶解性: H₂O: 25 mg/mL
• 輸送温度: dry ice
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: [Li+].[Li+].[Li+].[Li+].Nc1ncnc2n(cnc12)[C@@H]3O[C@H](COP([O-])(=O)OP([O-])(=O)OP([O-])([O-])=S)[C@@H](O)[C@H]3O
• InChI: 1S/C10H16N5O12P3S.4Li/c11-8-5-9(13-2-12-8)15(3-14-5)10-7(17)6(16)4(25-10)1-24-28(18,19)26-29(20,21)27-30(22,23)31;;;;/h2-4,6-7,10,16-17H,1H2,(H,18,19)(H,20,21)(H2,11,12,13)(H2,22,23,31);;;;/q;4*+1/p-4/t4-,6-,7-,10-;;;;/m1..../s1
• InChI Key: DWQFDOIBOYDYKH-KWIZKVQNSA-J

詳細

アプリケーション

アデノシン5′-[γ-チオ]トリフォスフェートテトラリチウム塩は、アデノシン三リン酸（ATP）またはその加水分解生成物の阻害効果を測定するための花粉粒の処置に使用されています。また、チオリン酸化標的タンパク質を選択するためにも用いられます。

生物化学的／生理学的作用

アデノシン5′-[γ-チオ]トリフォスフェート（ATP-γ-S）は、細胞外機能を含めたさまざまなプロセスにおける、ATPサイトへのATP結合の影響を調べるための、非加水分解ATPアナログとして幅広く使用されます。ATP-γ-S は、Ca²⁺-活性化 K⁺チャネルの活性を増加させる、P2プリン作動性のアゴニストです。 ATP-γ-Sは、キナーゼ反応においてATPと置き換わることができ、タンパク質フォスファターゼに耐性を持ち、26Sプロテアソームへのユビキチンコンジュゲートの結合におけるATP依存ステップを調節する、チオリン酸化タンパク質を生成します。 ATP-γ-Sは、Toll様受容体4を介する細胞の生死をディファレンシャルに調節します。

その他情報

非加水分解性ATPアナログ

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves