A6706

O-アセチル-L-カルニチン 塩酸塩

≥99% (titration)

• 別名: アセチル L-カルニチンHCl, (R)-3-アセトキシ-4-(トリメチルアンモニオ)酪酸 塩酸塩, (R)-(-)-2-アセチルオキシ-3-カルボキシ-N,N,N-トリメチル-1-プロパンアミニウムクロライド, ALC, ALCAR
• 実験式（ヒル表記法）: C₉H₁₇NO₄ · HCl
• CAS番号: 5080-50-2
• 分子量: 239.70
• Beilstein: 4340103
• MDL番号: MFCD00082230
• UNSPSCコード: 12352204
• PubChem Substance ID: 24891132
• NACRES: NA.83

特性

• product name: O-アセチル-L-カルニチン 塩酸塩, ≥99% (titration), powder
• 由来生物: synthetic
• 品質水準: 300
• アッセイ: ≥99% (titration)
• 形状: powder
• 光学活性: [α]25/D −28°, c = 2 in H₂O(lit.)
• 色: white to off-white
• mp: 194 °C
• 溶解性: H₂O: 100 mg/mL
• アプリケーション: cell analysis
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: C[N+](C)(C)C[C@H](OC(C)=O)CC(O)=O.[Cl-]
• InChI: 1S/C9H17NO4.ClH/c1-7(11)14-8(5-9(12)13)6-10(2,3)4;/h8H,5-6H2,1-4H3;1H/t8-;/m1./s1
• InChI Key: JATPLOXBFFRHDN-DDWIOCJRSA-N

詳細

詳細

準ビタミンであるアセチル-L-カルニチン（ALC/ALCAR） はカルニチンの代謝物であり、哺乳動物の血漿や組織に存在します。L-カルニチン（LC）のアセチル化型です。ALCARは栄養補助食品として使用されます。視床下部に高いレベルで存在します。

アプリケーション

O-アセチル-L-カルニチン塩酸塩は、以下の用途に使用されています。

• B-リンパ芽球様細胞株（BLCL）の増殖に与えるその効果と、インフルエンザウイルスに特異的なヒトB細胞およびT細胞応答に関するその免疫調節特性をin vitroで研究するための生物活性化合物として
• 子ヒツジ卵母細胞胚盤胞率、超微細構造およびミトコンドリアDNAコピー数に及ぼす影響を研究するためのin vitro成熟（IVM）培地成分として
• マウス腫瘍間質液中の代謝物レベルを定量するための代謝物／化学標準物質として

生物化学的／生理学的作用

アセチル_L-カルニチン（ALC）は、中間代謝および女性生殖能の改善において重要な役割を果たします。女性生殖系の酸化と代謝の状態は、ALCにより制御されます。ALCはコリン様作用と抗炎症作用を有しています。γ-アミノ酪酸（GABA）系を制御します。ALCは、脳内のグルコース使用率を調節できます。また、発育途上の脳において神経保護の役割を持っています。

ミトコンドリア膜を横断してアセチル基を輸送する内因性ミトコンドリア代謝物。内因性アセチルカルニチンは、老齢ラットにおいてミトコンドリア機能を増強します。コエンザイムAへの酢酸供与体として、中枢と末梢のアセチルコリンの合成と機能を高めます。アセチルカルニチンは抗侵害受容作用を持ち、この作用はムスカリン性コリン受容体またはmGlu2グルタミン酸受容体の活性増強により媒介される可能性があります。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H315,H319,H335
• 注意書き: P261 - P264 - P271 - P280 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves