C3021

ジシアノコビナミド

≥93%

• 別名: B因子, Etiocobalamin, コビナミドジシアニド
• 実験式（ヒル表記法）: C₅₀H₇₂CoN₁₃O₈
• CAS番号: 27792-36-5
• 分子量: 1042.12
• MDL番号: MFCD00056330
• UNSPSCコード: 12352205
• PubChem Substance ID: 24892558
• NACRES: NA.79

特性

• 由来生物: synthetic (organic)
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥93%
• フォーム: powder
• 不純物: ≤0.1% vitamin B₁₂
• 色: purple to very dark purple
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: N#C[Co]C#N.C[C@H](O)CNC(=O)CC[C@]1(C)[C@@H](CC(N)=O)C2N=C1C(C)=C3N=C(C=C4N=C(C(C)=C5N[C@]2(C)[C@@](C)(CC(N)=O)[C@@H]5CCC(N)=O)[C@@](C)(CC(N)=O)[C@@H]4CCC(N)=O)C(C)(C)[C@@H]3CCC(N)=O
• InChI: 1S/C48H73N11O8.2CN.Co/c1-23(60)22-55-38(67)16-17-45(6)29(18-35(52)64)43-48(9)47(8,21-37(54)66)28(12-15-34(51)63)40(59-48)25(3)42-46(7,20-36(53)65)26(10-13-32(49)61)30(56-42)19-31-44(4,5)27(11-14-33(50)62)39(57-31)24(2)41(45)58-43;2*1-2;/h19,23,26-29,43,59-60H,10-18,20-22H2,1-9H3,(H2,49,61)(H2,50,62)(H2,51,63)(H2,52,64)(H2,53,65)(H2,54,66)(H,55,67);;;/b30-19-,39-24-,40-25-;;;/t23-,26+,27+,28+,29-,43?,45+,46-,47-,48-;;;/m0.../s1
• InChI Key: NJATWHPHZUGTHR-GXEWULDJSA-N

詳細

詳細

ジシアノコビナミドは、B因子としても知られており、コエンザイムB12の前駆体です。本化合物は、ピロール窒素原子である、コバルト（Co）原子の配位部位6つのうち4つを持つコリン環構造を有しています。

アプリケーション

ジシアノコビナミドは、ビタミンB₁₂-結合タンパク（BtuF）の結晶化に使用されています。また、BtuCD-BtuF相互作用の不安定化にも使用されています。

内因子調製における非内因子（Rタンパク）測定に使用されます。

生物化学的／生理学的作用

ジシアノコビナミド（Cbi）は、可溶性グアニル酸シクラーゼ（sGC）コアクチベーターとして作用し、N末端調節領域を標的します。この作用は、ホルスコリンのアデニル酸シクラーゼに対する作用に類似しています。ジシアノコビナミドは、ラットにおいて細胞内の環状グアノシン一リン酸（cGMP）濃度を上昇させ、血管弛緩作用を示します。本化合物は、HIV-1インテグラーゼおよび一酸化窒素合成酵素の阻害に関する研究で様々なコバラミンとともに使用されています。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H302
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable