C6891

5-クロロ-2′-デオキシウリジン

thymidine analog

• 別名: CldU
• 実験式（ヒル表記法）: C₉H₁₁ClN₂O₅
• CAS番号: 50-90-8
• 分子量: 262.65
• MDL番号: MFCD00006531
• UNSPSCコード: 41106305
• PubChem Substance ID: 24892910
• NACRES: NA.51

特性

• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• フォーム: powder
• 溶解性: 1 M NH4OH: 20 mg/mL, clear, colorless to faintly yellow
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: OC[C@H]1O[C@H](C[C@@H]1O)N2C=C(Cl)C(=O)NC2=O
• InChI: 1S/C9H11ClN2O5/c10-4-2-12(9(16)11-8(4)15)7-1-5(14)6(3-13)17-7/h2,5-7,13-14H,1,3H2,(H,11,15,16)/t5-,6+,7+/m0/s1
• InChI Key: NJCXGFKPQSFZIB-RRKCRQDMSA-N

詳細

アプリケーション

5-クロロ-2′-デオキシウリジンは、以下の用途に使用されています：

• 動物モデルを用いた免疫組織化学分析および二重S相標識による細胞周期動態を検討するため
• 動物モデルを用いた細胞周期長を解析するため
• 分子コーミングアッセイ用のHEK293T細胞を標識するため

生物化学的／生理学的作用

5-クロロ-2′ｰデオキシウリジン（CldU）で標識したDNAはDNAの複製、修復、および組換えを解析および定量するための効果的なツールとして機能します。CldUは強力な変異原性物質、クラストーゲン、および毒物です。チミジン類似体として使用されており、dNTPプールを変化させ、細胞周期停止をもたらす可能性があることが明らかにされています。CldUは、姉妹染色分体交換を生じますが、他のチミン類似体と比較して電離放射線に対する反応が低くなっています。5-クロロ-2′-デオキシウリジン（CldU）は、次亜塩素酸によるDNAおよびDNA前駆体への損傷のミスコーディング能を研究するために使用されています。5-クロロ-2′-デオキシウリジンは、抗体を用いた免疫蛍光画像検査に用いられる場合、その取込みをDNA複製部位を特定するためのプロトコルで使用できます。CldUは、ヨードデオキシウリジン（IdU）などの他のハロゲン化ウリジン標識基質とともに標識基質として使用することができます。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08,GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H302 + H312 + H332,H351
• 注意書き: P202 - P280 - P301 + P312 - P302 + P352 + P312 - P304 + P340 + P312 - P308 + P313
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Dermal - Acute Tox. 4 Inhalation - Acute Tox. 4 Oral - Carc. 2
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves