C7902

塩化カルシウム 二水和物

BioReagent, suitable for cell culture, suitable for insect cell culture, suitable for plant cell culture, ≥99.0%

• 実験式（ヒル表記法）: CaCl₂ · 2H₂O
• CAS番号: 10035-04-8
• 分子量: 147.01
• EC Number: 233-140-8
• MDL番号: MFCD00149613
• UNSPSCコード: 12352302
• PubChem Substance ID: 24892994
• NACRES: NA.71
• アッセイ: ≥99.0%
• フォーム: powder
• 溶解性: H₂O: 294 mg/mL, clear, colorless

特性

• 製品種目: BioReagent
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥99.0%
• フォーム: powder
• テクニック: cell culture | insect: suitable; cell culture | mammalian: suitable; cell culture | plant: suitable
• mp: 176 °C (dec.) (lit.)
• 溶解性: H₂O: 294 mg/mL, clear, colorless
• SMILES記法: O.O.Cl[Ca]Cl
• InChI: 1S/Ca.2ClH.2H2O/h;2*1H;2*1H2/q+2;;;;/p-2
• InChI Key: LLSDKQJKOVVTOJ-UHFFFAOYSA-L

詳細

詳細

塩化カルシウム（CaCl₂）は、生化学で一般に用いられる試薬です。シグナル伝達、筋収縮、ならびに細胞膜および細胞壁の安定性の維持など、多くの生物学的プロセスにおいて重要な役割を果たします。CaCl₂ は、Escherichia coli （大腸菌）コンピテント細胞の調製と形質転換、ならびにプラスミドDNAまたは高分子量ゲノムDNAを用いた真核細胞のトランスフェクションに使用されています。プラスミドDNA pBR322を持つ大腸菌のCaCl₂を用いるエレクトロポレーションが研究されています。CaCl₂ は、大腸菌由来のNADH-ユビキノン酸化還元酵素（複合体I）の安定化と2次元結晶化で使用されます。CaCl₂ とクエン酸ナトリウムの存在下のブタ膵エラスターゼの結晶化により、タンパク質の金属結合部位におけるカルシウムの結合が明らかになります。大腸菌のチューブリン様フィラメント状温度感受性変異株Z（FtsZ）分裂タンパク質の重合化における全蛍光に対するCaCl₂ の影響は、マルチウェル蛍光アッセイで研究されています。

アプリケーション

塩化カルシウム二水和物は、次の用途で使用されています。

• 培地の調製。
• 精子の収集と調製。
• 細胞培養とプロトプラスト調製。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H319
• 注意書き: P264 - P280 - P305 + P351 + P338 - P337 + P313
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2
• 保管分類コード: 13 - Non Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves