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Merck

F1147

Sigma-Aldrich

フモニシンB1 Fusarium moniliforme由来

≥98% (HPLC)

別名:

Macrofusine

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About This Item

実験式(ヒル表記法):
C34H59NO15
CAS番号:
分子量:
721.83
MDL番号:
UNSPSCコード:
12352200
PubChem Substance ID:
NACRES:
NA.32

由来生物

Fusarium sp. (Fusarium moniliforme)

品質水準

アッセイ

≥98% (HPLC)

形状

powder

溶解性

methanol: 9.80-10.20 mg/mL, clear, colorless to light yellow

保管温度

2-8°C

SMILES記法

CCCC[C@@H](C)[C@@H](OC(=O)C[C@@H](CC(O)=O)C(O)=O)[C@H](C[C@@H](C)C[C@H](O)CCCC[C@@H](O)C[C@H](O)[C@H](C)N)OC(=O)C[C@@H](CC(O)=O)C(O)=O

InChI

1S/C34H59NO15/c1-5-6-9-20(3)32(50-31(44)17-23(34(47)48)15-29(41)42)27(49-30(43)16-22(33(45)46)14-28(39)40)13-19(2)12-24(36)10-7-8-11-25(37)18-26(38)21(4)35/h19-27,32,36-38H,5-18,35H2,1-4H3,(H,39,40)(H,41,42)(H,45,46)(H,47,48)/t19-,20+,21-,22+,23+,24+,25+,26-,27-,32+/m0/s1

InChI Key

UVBUBMSSQKOIBE-DSLOAKGESA-N

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詳細

フモニシンB1は、多くのフザリウム属真菌類、たとえばFusarium moniliformeFusarium proliferatum(フザリウム・プラリフェラタム)Fusarium verticillioidesなどに存在するマイコトキシンです。 このトキシンは、フザリウム属に感染してしまったコーン/トウモロコシなどの供給原材料や備蓄食料でも検出されることがあります。

フモニシンB1(FB1)の構造は、スフィンゴシンと類似しています。 したがって、フモニシンB1は、セラミド合成酵素(スフィンゴシンN-アセチルトランスフェラーゼ)を阻害する可能性があり、その結果として、セラミドの生合成や複合スフィンゴ脂質の生合成を中断する可能性があります。

アプリケーション

Fusarium moniliforme由来フモニシンB1は、以下に使用されています:
  • ブタ成体由来の盲腸内容中のマイコトキシン分析における標準品
  • プリオンタンパク質(PrP)アイソフォームの代謝およびスクレイピープリオンタンパク質、PrPScの合成における、フモニシンB1の影響に関する研究
  • ブタ空腸由来の外植片におけるフモニシンB1の毒性に関する研究。

生物化学的/生理学的作用

フモニシンB1は、肝臓発癌物質として作用し、ラットにおいて肝毒性を引き起こします。ウマでは白質脳炎を引き起こし、ブタでは肺水腫を引き起こします。中国やアフリカ南部では、ヒトにおける食道癌の高い発生率と関与しています。スフィンゴシンN-アシルトランスフェラーゼ酵素(セラミド合成酵素)の阻害剤として作用しますが、これはフモニシンB1とスフィンゴシンのようなスフィンゴイド塩基とが構造的に似ているためです。
ウマに大脳白質軟化症を引き起こすと考えられている真菌の代謝産物です。

ピクトグラム

Skull and crossbonesHealth hazard

シグナルワード

Danger

危険有害性情報

危険有害性の分類

Acute Tox. 3 Oral - Carc. 2 - Repr. 2 - STOT RE 2

ターゲットの組織

Kidney,Liver

保管分類コード

6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects

WGK

WGK 3

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable

個人用保護具 (PPE)

Eyeshields, Gloves, type P3 (EN 143) respirator cartridges


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

F1147-VAR:
F1147-5MG-PW:
F1147-10MG-PW:
F1147-5MG:
F1147-BULK:
F1147-10MG:
F1147-1MG-PW:
F1147-1MG:


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