K3394

KH7

≥98% (HPLC)

• 別名: (E)-2-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イルチオ)-N'-(5-ブロモ-2-ヒドロキシベンジリデン)プロパンヒドラジド
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₇H₁₅BrN₄O₂S
• CAS番号: 330676-02-3
• 分子量: 419.30
• MDL番号: MFCD01230899
• UNSPSCコード: 41106305
• PubChem Substance ID: 329817136
• NACRES: NA.77

特性

• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• 形状: powder
• 溶解性: DMSO: >20 mg/mL
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: CC(Sc1nc2ccccc2[nH]1)C(=O)N\N=C\c3cc(Br)ccc3O
• InChI: 1S/C17H15BrN4O2S/c1-10(25-17-20-13-4-2-3-5-14(13)21-17)16(24)22-19-9-11-8-12(18)6-7-15(11)23/h2-10,23H,1H3,(H,20,21)(H,22,24)/b19-9+
• InChI Key: WILMXUAKQKGGCC-DJKKODMXSA-N

詳細

アプリケーション

KH7は以下の用途に使用されています。

• 精子細胞における一過性受容体1型（TRPV1）の作用により媒介されるシグナル伝達経路に及ぼす影響を研究するための可溶性アデニル酸シクラーゼ（sAC）アンタゴニストとして。
• 精子細胞におけるプロトンゲートチャネル（HV1）誘導作用のシグナル伝達経路に及ぼすその影響を研究するための選択的sACアンタゴニストとして。
• モノリン酸化ミオシン軽鎖（pMLC）のcAMP増加に及ぼすその影響を研究するためのsAC阻害剤として。

生物化学的／生理学的作用

KH7は可溶性アデニル酸シクラーゼの選択的阻害剤です。可溶性アデニル酸シクラーゼ（sAC）はcAMPシグナル伝達の基本要素として恒常的に発現しています。

特徴および利点

この化合物は、環状ヌクレオチドの研究に使用するための製品です。その他の環状ヌクレオチド製品を見つけるにはここをクリックしてください。他の研究分野向け生理活性小分子の詳細については、sigma.com/discover-bsmをご覧ください。

本化合物は、受容体分類およびシグナル伝達ハンドブックの、アデニル酸シクラーゼのページに記載されています。他のハンドブックページをご覧になる場合は、こちらをクリックしてください。

適合性

KH7は、界面活性剤存在下ではsACに作用しません。KH7を細胞実験に用いると、50 μMを超える濃度で非特異的な膜破壊作用を示します。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H301
• 注意書き: P264 - P270 - P301 + P310 - P405 - P501
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 3 Oral
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable