L5283

白血病抑制因子 ヒト

≥95% (SDS-PAGE), recombinant, expressed in E. coli, buffered aqueous solution, suitable for cell culture

• 別名: LIF, rLIF
• MDL番号: MFCD00163950
• UNSPSCコード: 12352202
• NACRES: NA.77

特性

• 製品名: 白血病抑制因子 ヒト, LIF, recombinant, expressed in E. coli, 10 μg/ml, buffered aqueous solution (pH 7.4), suitable for cell culture
• リコンビナント: expressed in E. coli
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥95% (SDS-PAGE)
• フォーム: buffered aqueous solution (pH 7.4)
• 有効性: 0.1-1.5 ng/mL ED₅₀/EC₅₀
• 品質: endotoxin tested
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• 保管温度: 2-8°C

詳細

生物化学的／生理学的作用

白血病抑制因子(LIF)は多機能性糖タンパク質で、当初はマウス骨髄性白血病細胞株M1の増殖を抑制し、マクロファ-ジへの分化を誘導する因子として報告されました。その後の研究で、DIF、D-factor、DIA、DRF、CNDF、HILDA、HSF-Ⅲ、MLPLIといった多くの同義語で示される、LIFの他の活性が明らかになりました。ヒトLIFは、190 kDaのLIF結合α鎖(130 kDa、マウス)と130 kDaのシグナル伝達β鎖(gp130)から成る受容体を介して、その作用を発揮します。受容体は、CNTF、OSM、IL-6、IL-11と共通です。よってLIFは、サイトカイン受容体ス-パ-ファミリ-の、gp130ファミリ-に属します。LIF受容体は、単球、肝臓、胎盤、胚性幹細胞などの一部の細胞で同定されています。天然型のLIFは高度にグリコシル化されています。見かけの分子量は32~62 kDaで、産生部位により異なります。しかし、グリコシル化されていないと生物活性を示さないと考えられています。LIFは単一遺伝子によってコ-ドされており、ヒトまたはマウスでは180アミノ酸から成る保存されたジスルフィド結合を有する1本鎖の糖タンパク質として分泌されます。ヒトLIFとマウスLIFの配列相同性は78%です。ヒトLIFはマウスの細胞を活性化できますが、マウスLIFはヒトの細胞を活性化できません。

物理的形状

溶液(0.2 μmフィルターで減菌濾過済み、PBS溶液、0.02%TWEEN^® 20を含有)。

アナリシスノート

ヒトLIFの増殖活性は、ヒト白血病細胞株TF-1を用いて測定しました。

法的情報

TWEEN is a registered trademark of Croda International PLC

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)