L9647

リモニン

from citrus seeds, >90% (HPLC)

• 別名: Evodin, オバクラクトン, シトロリモニン, ジクタムノラクトン, リモン酸 3,19:16,17ジラクトン
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₆H₃₀O₈
• CAS番号: 1180-71-8
• 分子量: 470.51
• MDL番号: MFCD00075922
• UNSPSCコード: 12352205
• PubChem Substance ID: 24896458
• NACRES: NA.25

特性

• 由来生物: citrus seeds
• 品質水準: 200
• アッセイ: >90% (HPLC)
• 形状: powder
• アプリケーション: metabolomics; vitamins, nutraceuticals, and natural products
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: CC1(C)O[C@H]2CC(=O)OC[C@]23[C@H]4CC[C@@]5(C)[C@@H](OC(=O)[C@H]6O[C@@]56[C@]4(C)C(=O)C[C@@H]13)c7ccoc7
• InChI: 1S/C26H30O8/c1-22(2)15-9-16(27)24(4)14(25(15)12-31-18(28)10-17(25)33-22)5-7-23(3)19(13-6-8-30-11-13)32-21(29)20-26(23,24)34-20/h6,8,11,14-15,17,19-20H,5,7,9-10,12H2,1-4H3/t14-,15-,17-,19-,20+,23-,24-,25+,26+/m0/s1
• InChI Key: KBDSLGBFQAGHBE-MSGMIQHVSA-N

詳細

詳細

リモニンは別名シトロリモニンおよびエボジンとして知られており、柑橘類の種子に高濃度で存在する二次植物代謝物です。リモノイドの誘導体です。

リモニンは、柑橘類中のリモニンを定量化するアッセイに使用される場合があります。リモニンは、コントロール、標準品、競合品として他のアッセイで使用される場合もあれば、リモニンの生理学、代謝、生合成に関する研究に使用されることもあります。

アプリケーション

リモニンは以下の用途に使用されています：

• ヒト免疫不全ウイルス（HIV）複製に対する作用を試験するためのヒト末梢血単核細胞（PBMC）の処理に
• MC3T3-E1細胞および卵巣切除（OVX）ラットモデルでの骨芽細胞形成活性において、抗骨粗鬆症剤としての作用を検討するため
• 高速液体クロマトグラフィー（HPLC）システムの標準物質として

生物化学的／生理学的作用

リモニンは、潰瘍性大腸炎（UC）の病態において、シグナル伝達物質および転写因子3／microRNA-214（STAT3/miR-214）シグナル伝達経路の活性化因子を下方制御することによって、その抗炎症活性を発揮します。抗発癌剤でありIn vitro試験においてWingless関連の統合部位（Wnt）シグナル伝達経路の構成要素の下方制御に関与しています。

リモニンは柑橘類の苦味成分であるトリテルペノイドアグリコンです。いくつかのがん細胞株に対して抗増殖性、アポト-シス促進性の作用をもち、ラットのアゾキシメタン誘発大腸がんを抑制します。また、おそらくHIV-1プロテア-ゼの活性を阻害することにより、培養した単球、マクロファ-ジ、単核細胞でのHIV-1の複製をも阻害します。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable