P5585

パルミチン酸

BioXtra, ≥99%

• 別名: 1-ペンタデカンカルボン酸, C16：0, NSC 5030, PamOH, セチル酸, ヘキサデカン酸
• 化学式: CH₃(CH₂)₁₄COOH
• CAS番号: 57-10-3
• 分子量: 256.42
• Beilstein: 607489
• EC Number: 200-312-9
• MDL番号: MFCD00002747
• UNSPSCコード: 12352106
• PubChem Substance ID: 24898674
• NACRES: NA.25

特性

• 由来生物: plant (vegetable)
• 品質水準: 200
• 蒸気圧: 10 mmHg ( 210 °C)
• 製品種目: BioXtra
• アッセイ: ≥99%
• 形状: powder
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• 不純物: ≤0.0005% Phosphorus (P); ≤0.1% Insoluble matter
• 強熱残分: ≤0.1%
• bp: 271.5 °C/100 mmHg (lit.)
• mp: 61-62.5 °C (lit.)
• 溶解性: chloroform: 0.5 M, clear, colorless
• 密度: 0.852 g/mL at 25 °C (lit.)
• 微量陰イオン: chloride (Cl^-): ≤0.05%; sulfate (SO₄^2-): ≤0.05%
• 微量陽イオン: Al: ≤0.005%; Ca: ≤0.0005%; Cu: ≤0.0005%; Fe: ≤0.0005%; K: ≤0.005%; Mg: ≤0.0005%; NH₄⁺: ≤0.05%; Na: ≤0.05%; Pb: ≤0.001%; Zn: ≤0.0005%
• 官能基: carboxylic acid
• 脂質タイプ: saturated FAs
• 輸送温度: ambient
• 保管温度: room temp
• SMILES記法: CCCCCCCCCCCCCCCC(O)=O
• InChI: 1S/C16H32O2/c1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-11-12-13-14-15-16(17)18/h2-15H2,1H3,(H,17,18)
• InChI Key: IPCSVZSSVZVIGE-UHFFFAOYSA-N
• 遺伝子情報: human ... FABP2(2169) , FABP3(2170) , FABP4(2167) , FABP5(2171)

詳細

アプリケーション

パルミチン酸は次の用途で使用されます：

• 絨毛膜絨毛組織培養型胎盤の培地サプリメントとして
• マウス卵巣での移植用ホルモン・ペレットの構成成分として
• ヒト単核球細胞株THP-1での免疫関連GTPアーゼM (IRGM)発現の誘導のため

生物化学的／生理学的作用

パルミチン酸は、直鎖の16炭素脂肪酸です。パルミチン酸が豊富な食事は、ラウリン酸およびミリスチン酸とともに、低密度リポタンパク質コレステロールの血清レベルの増加と関連しています。パルミチン酸は、脂質生成によって生成される最初の脂肪酸です。これは、アセチルCoAカルボキシラーゼ（ACC）の負の調節因子であり、脂肪酸誘導インスリン抵抗性に関与しています。

パルミチン酸（PA）は、膜リン脂質（PL）および脂肪トリアシルグリセロール（TAG）の成分です。 パルミチン酸レベルの上昇は、アテローム性動脈硬化症、2型糖尿病、神経変性疾患、肥満、がんの病態生理に寄与します。 PAは、p38マイトジェン活性化プロテインキナーゼ（MAPK）経路を調節することにより内皮細胞のアポトーシスを促進し、TNF-αの発現と活性酸素種の蓄積を促進します。 PAは、肝炎症に寄与する肝細胞のインターロイキン8（IL-8）合成を促進します。 PAは、toll-like receptor 4（TLR4）と相互作用することにより、心筋細胞の炎症性損傷を誘発します。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: nwg
• 引火点(°F): 235.4 °F
• 引火点(℃): 113 °C
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves