P6503

ピロカルピン 塩酸塩

≥99% (titration), powder, muscarinic acetylcholine receptor agonist

• 別名: (3S,4R)-4,5-ジヒドロ-3-エチル-4-(1-メチル-1H-イミダゾール-5-イルメチル)-2(3H)-フラノン 塩酸塩
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₁H₁₆N₂O₂ · HCl
• CAS番号: 54-71-7
• 分子量: 244.72
• Beilstein: 4034491
• EC Number: 200-212-5
• MDL番号: MFCD00012722
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 24277862
• NACRES: NA.77

特性

• 製品名: ピロカルピン 塩酸塩, ≥99% (titration), powder
• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥99% (titration)
• フォーム: powder
• テクニック: HPLC: suitable; gas chromatography (GC): suitable
• 色: white
• mp: 202-205 °C (lit.)
• 溶解性: H₂O: 100 mg/mL
• アプリケーション: forensics and toxicology; veterinary
• 関連疾患: epilepsy
• SMILES記法: Cl.CC[C@H]1[C@H](COC1=O)Cc2cncn2C
• InChI: 1S/C11H16N2O2.ClH/c1-3-10-8(6-15-11(10)14)4-9-5-12-7-13(9)2;/h5,7-8,10H,3-4,6H2,1-2H3;1H/t8-,10-;/m0./s1
• InChI Key: RNAICSBVACLLGM-GNAZCLTHSA-N
• 遺伝子情報: human ... CHRM1(1128) , CHRM2(1129) , CHRM3(1131) , CHRM4(1132) , CHRM5(1133)

詳細

アプリケーション

ピロカルピン塩酸塩は、マウスにおいて唾液分泌を促進するために使用されています。また、ラットにおいててんかん重積症（SE）を誘発するためにも使用されています。

生物化学的／生理学的作用

ピロカルピンは、低木Pilocarpus種から単離されるアルカロイドです。その構造は、イミダゾール環及びγ-ラクトン環から成ります。潜在的なコリン作動性を有し、副交感神経系を刺激します。ピロカルピンは緑内障の治療にも有効です。ムスカリンのM3受容体に結合することで、毛様体筋の収縮を刺激します。シェーグレン症候群における角膜乾燥の治療に有効です。分泌促進物質であり、シェーグレン症候群患者及び頭頚部癌を有する放射線治療患者の口腔乾燥症又は口内乾燥症における唾液分泌を改善します。

非選択的なムスカリン性アセチルコリン受容体アゴニストで、てんかんの実験的モデル作製に用いられます。

特徴および利点

この化合物は、Handbook of Receptor Classification and Signal Transduction（受容体分類およびシグナル伝達ハンドブック）のAcetylcholine Receptors (Muscarinic)［アセチルコリン受容体（ムスカリン作用薬）］のページに記載されています。ハンドブックのその他のページをご覧になるには、こちらをクリックしてください。

本化合物は、ADME Tox及び神経科学研究用製品です。さらにADME Tox及び神経科学研究用製品を探す場合は、こちらをご覧ください。その他の研究領域用の生物活性低分子に関する詳細については、sigma.com/discover-bsmをご参照ください。

注意

吸湿性で光に不安定です。

その他情報

粉末の保存期間は5年以上です。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H300 + H330
• 注意書き: P260 - P264 - P271 - P284 - P304 + P340 + P310 - P403 + P233
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 2 Inhalation - Acute Tox. 2 Oral
• 保管分類コード: 6.1A - Combustible acute toxic Cat. 1 and 2 / very toxic hazardous materials
• WGK: WGK 3