SMB00706

リコピン

≥98% (HPLC), from tomato

• 別名: ψ,ψ-カロテン, 2,6,10,14,19,23,27,31-オクタメチル-ドトリアコンタ-2,6,8,10,12,14,16,18,20,22,24,26,30-トリデカエン
• 実験式（ヒル表記法）: C₄₀H₅₆
• CAS番号: 502-65-8
• 分子量: 536.87
• MDL番号: MFCD00017350
• UNSPSCコード: 12352205
• NACRES: NA.28

特性

• 由来生物: tomato
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• フォーム: powder
• 分子量: 536.87
• 保管条件: protect from light
• 溶解性: THF: 1 mg/mL; chloroform: 5 mg/mL
• アプリケーション: metabolomics; vitamins, nutraceuticals, and natural products
• 輸送温度: dry ice
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: C\C(C)=C\CC\C(C)=C\C=C\C(C)=C\C=C\C(C)=C\C=C\C=C(C)\C=C\C=C(C)\C=C\C=C(/C)CC\C=C(\C)C
• InChI: 1S/C40H56/c1-33(2)19-13-23-37(7)27-17-31-39(9)29-15-25-35(5)21-11-12-22-36(6)26-16-30-40(10)32-18-28-38(8)24-14-20-34(3)4/h11-12,15-22,25-32H,13-14,23-24H2,1-10H3/b12-11+,25-15+,26-16+,31-17+,32-18+,35-21+,36-22+,37-27+,38-28+,39-29+,40-30+
• InChI Key: OAIJSZIZWZSQBC-GYZMGTAESA-N

詳細

詳細

リコピンは非環式カロテノイド色素であり、一般的に、スイカ、ピンクグアバ、トマトなど多くの赤い果物や野菜、および光合成藻類によって産生される生理活性天然化合物です。最新の研究で、この植物代謝物が阻害剤として作用し、抗酸化作用、抗発がん作用、放射線防護作用、抗がん作用、抗炎症作用などの多様な生物活性を示す可能性があることが示唆されています。

アプリケーション

リコピンは、下記で使用されています：

• in vitroマウス上皮細胞株における皮膚腫瘍に対する化学防御効果を解析するため
• 哺乳類細胞株の内在性カロテノイドの抗酸化能力を解析するための定量的高速液体クロマトグラフィー（HPLC）の標準品として
• 遺伝子操作したSaccharomyces cerevisiae由来のカロテノイドを同定するための高速液体クロマトグラフィー（HPLC）の標準品として

リコピンは植物源由来の天然産物であり、化合物スクリーニングライブラリー、メタボロミクス、植物化学、および創薬研究に使用されています。

生物化学的／生理学的作用

トマトに含まれる抗酸化性の微量栄養素で、がんや心血管疾患のリスクを低減します。Connexin 43のアップレギュレ-ションを介して細胞間のギャップ結合における情報伝達を促進し、培養がん細胞の増殖を抑制します。コレステロ-ル合成を阻害し、低密度リポタンパク質の分解を促進します。

リコピンは口腔癌に対して活性であること、NOX4のダウンレギュレーションによりヒト肝腺癌細胞の転移を阻害することが認められています。 また、リコピンは心血管疾患の患者のための有益な栄養補助剤であることも認められました。

特徴および利点

• 複数の研究用途に適した高品質の化合物
• HPLCおよび質量分析法に適合

その他情報

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安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable