SML1027

イマチニブ メシル酸塩

≥98% (HPLC), powder, tyrosine kinase inhibitor

• 別名: 4-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]-N-[4-メチル-3-[[4-(3-ピリジニル)-2-ピリミジニル]アミノ]-フェニル]ベンズアミド メタンスルホン酸塩, 4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]-N-(4-メチル-3-{[4-(ピリジン-3-イル)ピリミジン-2-イル]アミノ}フェニル)ベンズアミド メシル酸塩, CGP 57148, Genfatinib, STI-571, イマチニブ メタンスルホン酸塩, グリベック
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₉H₃₁N₇O · CH₄O₃S
• CAS番号: 220127-57-1
• 分子量: 589.71
• UNSPSCコード: 12352200
• NACRES: NA.77

特性

• product name: イマチニブ メシル酸塩, ≥98% (HPLC)
• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• 形状: powder
• 保管条件: desiccated
• 色: white to beige
• 溶解性: H₂O: 10 mg/mL, clear
• 保管温度: 2-8°C
• InChI: 1S/C29H31N7O.CH4O3S/c1-21-5-10-25(18-27(21)34-29-31-13-11-26(33-29)24-4-3-12-30-19-24)32-28(37)23-8-6-22(7-9-23)20-36-16-14-35(2)15-17-36;1-5(2,3)4/h3-13,18-19H,14-17,20H2,1-2H3,(H,32,37)(H,31,33,34);1H3,(H,2,3,4)
• InChI Key: YLMAHDNUQAMNNX-UHFFFAOYSA-N

詳細

アプリケーション

イマチニブ・メシラート(IM)は、

• CD34⁺またはCD38^-およびCD34⁺またはCD38⁺細胞に対するIMの影響を研究するためのスルホローダミンB細胞生存率アッセイで
• アベルソン1 (ABL1)キナーゼ阻害剤として
• ヒト・トランスフェリンの2次構造へのIM結合の影響を研究するための円二色性分析に使用されています。

生物化学的／生理学的作用

イマチニブ・メシラートは、抗悪性腫瘍活性を有するチロシン・キナーゼ阻害剤です。イマチニブは、bcr-ablがん遺伝子にコードされたBcr-Ablキナーゼ、c-キットおよび血小板由来成長因子受容体(PDGFR)がん遺伝子にコードされた受容体チロシン・キナーゼの強力な阻害剤です。CMLで認められるフィラデルフィア染色体異常により作られるBcr-Ablチロシン・キナーゼをイマチニブ・メシラートが阻害することによって増殖が減少し、CML白血病とALL白血病でのアポトーシスを亢進させます。 c-キット・チロシン活性を阻害することにより、消化管間質腫瘍(GIST)などのc-キットが過剰発現する疾患で肥満細胞と細胞増殖を阻害します。

特徴および利点

本化合物は、キナーゼホスファターゼの生物研究に主眼を置いた製品です。ここをクリックしてくださいさらに多くのキナーゼホスファターゼの生物研究向けの製品をご覧になれます。他の研究分野の生理活性小分子についてさらに詳しくお知りになりたいときはsigma.com/discover-bsmをクリックしてください。

その他情報

イマチニブは専門的にレビューされ、Chemical Probes Portalによって推奨されています。詳細については、Chemical Probes Portalウェブサイトのイマチニブ・プローブの概要をご覧ください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H361d
• 注意書き: P201 - P202 - P280 - P308 + P313 - P405 - P501
• 危険有害性の分類: Repr. 2
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable