T1395

(±)-α-リポ酸

suitable for cell culture, BioReagent, ≥99%

• 別名: チオクト酸, (±)-1,2-ジチオラン-3-ペンタン酸, 6,8-ジチオオクタン酸, DL-α-リポ酸, DL-6,8-チオクト酸, Lip(S₂)
• 実験式（ヒル表記法）: C₈H₁₄O₂S₂
• CAS番号: 1077-28-7
• 分子量: 206.33
• Beilstein: 81853
• EC Number: 214-071-2
• MDL番号: MFCD00005474
• UNSPSCコード: 12352207
• PubChem Substance ID: 24899963
• NACRES: NA.71

特性

• 製品種目: BioReagent
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥99%
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• 溶解性: ethanol: 50 mg/mL
• SMILES記法: OC(=O)CCCCC1CCSS1
• InChI: 1S/C8H14O2S2/c9-8(10)4-2-1-3-7-5-6-11-12-7/h7H,1-6H2,(H,9,10)
• InChI Key: AGBQKNBQESQNJD-UHFFFAOYSA-N
• 遺伝子情報: human ... ACHE(43) , BCHE(590) ; rat ... Adra1a(29412) , Adra1b(24173) , Adra1d(29413)

詳細

詳細

α-リポ酸（LA）は野菜や肉に存在する栄養成分で、抗酸化剤と酸化剤の両方の特性を持っています。LAは肝硬変、重金属中毒および糖尿病性多発ニューロパシーのような多くの疾患に治療効果がある可能性があります。LAは酸化ストレス関連経路またはカスパーゼの活性化による癌細胞のアポトーシスを引き起こす可能性があります。LAはミトコンドリアの機能を改善し、ミトコンドリアのエネルギー代謝において重要な役割を果たします。

アプリケーション

リポ酸の用途：

• 赤血球におけるエリプトーシスの誘発
• 神経細胞培養のNS21培地の構成成分
• 高速液体クロマトグラフィ（HPLC）による肝臓のエネルギー代謝に対するリポ酸の影響の評価、およびリポ多糖体（LPS）前処理マウスにおけるミトコンドリアの遺伝子発現の研究によるミトコンドリアの機能の評価
• 肺におけるパラクアット中毒に対するリポ酸の影響の説明

生物化学的／生理学的作用

抗酸化物質であり、ピルビン酸デヒドロゲナーゼやグリシンデカルボキシラーゼといった酵素の複合体が活性を発揮する上で必要となる補酵素でもあります。外来のThioctic acidは2種類以上の酵素によって細胞内で還元されます。還元されたThioctic acidは、直接的なラジカル除去、他の抗酸化物質のリサイクル、グルタチオン合成量の増加、転写因子(特に核内因子NF-κB)活性の調節を介して、多数の細胞内プロセスに影響します。マクロファージによるミエリンの食作用を抑制します。

その他情報

酸化型

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07,GHS09
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H302,H315,H317,H319,H411
• 注意書き: P261 - P273 - P280 - P301 + P312 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral - Aquatic Chronic 2 - Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - Skin Sens. 1
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves