62320

(±)-α-リポ酸

≥98.0%

• 別名: (±)-1,2-ジチオラン-3-ペンタン酸, 6,8-ジチオオクタン酸, DL-α-リポ酸, DL-6,8-チオクト酸, Lip(S₂)
• 実験式（ヒル表記法）: C₈H₁₄O₂S₂
• CAS番号: 1077-28-7
• 分子量: 206.33
• Beilstein: 81853
• EC Number: 214-071-2
• MDL番号: MFCD00005474
• UNSPSCコード: 12352100
• PubChem Substance ID: 57651855
• NACRES: NA.21

特性

• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥98.0% (HPLC); ≥98.0%
• 形状: solid
• 強熱残分: ≤0.1%
• 損失: ≤0.2% loss on drying
• mp: 60-62 °C
• 官能基: carboxylic acid; disulfide
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: OC(=O)CCCCC1CCSS1
• InChI: 1S/C8H14O2S2/c9-8(10)4-2-1-3-7-5-6-11-12-7/h7H,1-6H2,(H,9,10)
• InChI Key: AGBQKNBQESQNJD-UHFFFAOYSA-N
• 遺伝子情報: human ... ACHE(43) , BCHE(590) ; rat ... Adra1a(29412) , Adra1b(24173) , Adra1d(29413)

詳細

詳細

α-リポ酸（ALA、チオクト酸）は、植物、動物、ヒトにおいて産生される天然の有機硫黄化合物です。強力な抗酸化薬であり、DNAの構成単位である核酸の形成に関与しています。

本品はラセミ混合物です。

アプリケーション

(±)-α-リポ酸は以下の用途に使用できます：

• In vitroの脂質化試験およびピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体（PDC）-ピルビン酸デヒドロゲナーゼキナーゼ（PDHK）機能アッセイ。
• 出生後期間にヒ素にばく露されたラットの発達中の小脳に対する抗酸化作用の検討。

生物化学的／生理学的作用

(±)-α-リポ酸は直接フリーラジカル捕捉特性を示し、酸化ストレスの増加を減らします。さらに、酸化促進活性も示す可能性があります。α-リポ酸は、ミトコンドリアのα-ケト酸デヒドロゲナーゼ複合体の重要な補欠分子族として機能します。また、遠位対称性多発神経障害（DSP）のある糖尿病患者の治療薬として機能します。α-リポ酸は、エネルギー障害および酸化還元インバランスによる疾患の治療にも使用されます。

抗酸化物質であり、ピルビン酸デヒドロゲナーゼやグリシンデカルボキシラーゼといった酵素の複合体が活性を発揮する上で必要となる補酵素でもあります。外来のThioctic acidは2種類以上の酵素によって細胞内で還元されます。還元されたThioctic acidは、直接的なラジカル除去、他の抗酸化物質のリサイクル、グルタチオン合成量の増加、転写因子(特に核内因子NF-κB)活性の調節を介して、多数の細胞内プロセスに影響します。マクロファージによるミエリンの食作用を抑制します。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07,GHS09
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H302,H315,H317,H319,H411
• 注意書き: P261 - P273 - P280 - P301 + P312 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral - Aquatic Chronic 2 - Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - Skin Sens. 1
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves