T151

(+)-サリドマイド

≥98% (HPLC), powder

• 別名: R-(+)-2-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジニル)-1H-イソインドール-1,3(2H)-ジオン
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₃H₁₀N₂O₄
• CAS番号: 2614-06-4
• 分子量: 258.23
• MDL番号: MFCD00210220
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 24899975
• NACRES: NA.77

特性

• ligand: thalidomide
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• フォーム: powder
• 反応適合性: reagent type: ligand
• 色: white to beige
• 溶解性: DMSO: 15 mg/mL, clear
• オーガナイザー: Celgene
• 保管温度: room temp
• SMILES記法: O=C1CC[C@@H](N2C(=O)c3ccccc3C2=O)C(=O)N1
• InChI: 1S/C13H10N2O4/c16-10-6-5-9(11(17)14-10)15-12(18)7-3-1-2-4-8(7)13(15)19/h1-4,9H,5-6H2,(H,14,16,17)/t9-/m1/s1
• InChI Key: UEJJHQNACJXSKW-SECBINFHSA-N
• 遺伝子情報: human ... LITAF(9516) , TNF(7124) ; mouse ... Nos2(18126) ; rat ... Nos1(24598)

詳細

アプリケーション

サリドマイドはニワトリ胚およびヒト胚細胞における催奇形性の研究に用いられました。この研究で、サリドマイドはPTENの安定化、Aktの発現抑制、カスパーゼ依存性アポトーシスの活性化による四肢欠損を引き起こすことが報告されました。サリドマイドはマウス胚におけるグルタチオンによる催奇形性抑制の研究にも用いられました。

生物化学的／生理学的作用

(-)-サリドマイドは腫瘍壊死因子α（TNF-α）の生合成を選択的に阻害します。サリドマイドのR体は「安全な鏡像異性体」と呼ばれていますが、体内でS体に変換される可能性があります。

特徴および利点

本化合物はセルジーン社によって開発されました。製薬会社が開発したその他の化合物と、既承認の医薬品／医薬品候補のリストを閲覧するには、ここをクリックしてください。

調製ノート

サリドマイドは、20 mg/mL以上の濃度でDMSO中で溶解します。エタノールおよび水には不溶です。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08,GHS07
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H302,H360
• 注意書き: P201 - P301 + P312 + P330 - P308 + P313
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral - Repr. 1B
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type P3 (EN 143) respirator cartridges