T7539

腫瘍壊死因子-α マウス由来

≥95%, recombinant, expressed in E. coli, powder, suitable for cell culture

• 別名: mTNF-α, TNF-α
• MDL番号: MFCD00164823
• UNSPSCコード: 12352202
• NACRES: NA.77

特性

• 製品名: 腫瘍壊死因子-α マウス由来, TNF-α, recombinant, expressed in E. coli, powder, suitable for cell culture
• 由来生物: mouse
• 品質水準: 200
• リコンビナント: expressed in E. coli
• アッセイ: ≥95%
• フォーム: powder
• 有効性: 0.01-0.5 ng/mL EC₅₀
• 分子量: 17 kDa
• 包装: pkg of 10 μg; pkg of 50 μg
• 保管条件: avoid repeated freeze/thaw cycles
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• 不純物: ≤1 EU/μg protein endotoxin
• 色: white
• 溶解性: water: soluble
• UniProtアクセッション番号: P06804
• 保管温度: −20°C
• 遺伝子情報: mouse ... Tnf(21926)

詳細

アプリケーション

マウスの腫瘍壊死因子-αは、強力な炎症性サイトカインで、以下の用途で使用されています：

• MS1内皮細胞の活性化
• 脂肪細胞における脂質分解の誘導
• インターロイキン（IL）-6およびIL-8の遺伝子制御におけるリガンド結合および非結合のグルココルチコイド受容体（GR）に及ぼす影響の検討

生物化学的／生理学的作用

腫瘍壊死因子-α (TNF-α) 別名カケクチン) は26kDaの膜結合タンパク質として発現し、その後TNF-α 変換酵素 (TACE) によって切断されて可溶性の17kDaの単量体として放出され、血中でホモ三量体を形成します。TNF-αには、抗腫瘍活性、免疫調節、炎症、食欲不振、悪液質、敗血症性ショック、ウイルス複製、造血の役割があります。TNF-αは、多数の誘導剤と抑制剤を用いると多種多様な細胞で発現します。主にTNF-α、細菌 (リポポリサッカライド)、ウイルス、寄生虫、マイトジェン、他のサイトカインなどの免疫学的負荷に反応して、マクロファージにより産生されます。TNF-α は多くの形質転換細胞 (その同名の活性) にとって細胞毒性となりますが、正常な2倍体細胞では増殖 (繊維芽細胞)、分化 (骨髄系細胞) または活性化 (好中球) を刺激することができます。 TNF-α は、DNAウイルスとRNAウイルスのいずれに対しても抗ウイルス作用を示し、数種類の他のサイトカインの産生も誘発します。TNF-αは抗腫瘍薬として治験で用いられていますが、Sigmaのサイトカイン、増殖因子およびホルモン製品は研究目的のみの使用となります。TNF-α と関連分子のTNF-β (LT-α) は、28%のアミノ酸配列が同一となる構造的に近い相同性を有し、共に同一のTNF受容体 (TNFR1とTNFR2) を活性化します。 マウスとヒトのTNF-α では、79%のアミノ酸配列が同一です。ヒトのTNF-α とは異なり、マウス型はグリコシル化されています。

単位の定義

1 unitは、L929 細胞に最大半量の溶解を誘導するのに必要な量に相当します。

物理的形状

凍結乾燥品(10 mMリン酸ナトリウム、pH 7.5)

その他情報

2024 CiteAb Award Winner for Supplier Succeeding in Parkinson′s Research

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H315,H319
• 注意書き: P264 - P280 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338 - P332 + P313 - P337 + P313
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)