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4-メルカプト安息香酸

technical grade, 90%

• 別名: 4-Mercaptobenzoic acid, 4-カルボキシチオフェノール, 4-カルボキシベンゼンチオール, p-Mercaptobenzoic acid, p-カルボキシベンゼンチオール
• 化学式: HSC₆H₄CO₂H
• CAS番号: 1074-36-8
• 分子量: 154.19
• MDL番号: MFCD00016617
• UNSPSCコード: 12352100
• PubChem Substance ID: 24884591
• NACRES: NA.22

特性

• グレード: technical grade
• 品質水準: 100
• アッセイ: 90%
• フォーム: solid
• mp: 215-224 °C (lit.)
• 官能基: carboxylic acid
• SMILES記法: OC(=O)c1ccc(S)cc1
• InChI: 1S/C7H6O2S/c8-7(9)5-1-3-6(10)4-2-5/h1-4,10H,(H,8,9)
• InChI Key: LMJXSOYPAOSIPZ-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

4-メルカプト安息香酸（4-MBA）は、4-カルボキシチオフェノールまたは p-メルカプト安息香酸とも呼ばれ、有機合成に使用される芳香族化合物です。 4-MBA は、反応性の高いチオール（-SH）基を通じてジスルフィド結合の形成を促進します。チオール基 の硫黄原子は非常に求核性が高く、求電子剤を攻撃することができます。  これにより、多様なチオール含有化合物の形成が促進されます。 また、4-MBA はリガンドとして配位錯体を形成し、特に金属表面における自己組織化単分子膜（SAM）の形成など、表面の機能化に利用されています。

アプリケーション

• 食品不純物混和の検出用のSERS基質：食品不純物混和の検出に役立つSERS基質となるAuNPプラズモン紙のin situ製造のための交互積層バイオポリマー集合体に、4-メルカプト安息香酸が使用されています（Viriyakitpattana et al., 2024）。
• 磁気プラズモンナノ粒子の開発：4-メルカプト安息香酸を使用して、レーザーアブレーション法とソルボサーマル法の組み合わせにより得られる磁気プラズモンナノ粒子の複数波長SERSの研究で、ナノ粒子合成における多用途性が示されています（Talaikis et al., 2023）。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H315,H319,H335
• 注意書き: P261 - P264 - P271 - P280 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves