850103P

17:1リゾPI

1-(10Z-heptadecenoyl)-2-hydroxy-sn-glycero-3-phospho-(1′-myo-inositol) (ammonium salt), powder

• 別名: PI(17:1(10Z)/0:0); 110718
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₆H₅₂NO₁₂P
• CAS番号: 1246353-39-8
• 分子量: 601.66
• UNSPSCコード: 51191904
• NACRES: NA.25

特性

• アッセイ: >99% (LPI; may contain up to 10% of the 2-LPI isomer, TLC)
• 形状: powder
• 包装: pkg of 1 × 100 μg (with stopper and crimp cap (850103P-100ug)); pkg of 1 × 500 μg (with stopper and crimp cap (850103P-500ug))
• メーカー／製品名: Avanti Research^™ - A Croda Brand 850103P
• 脂質タイプ: phosphoglycerides
• 輸送温度: dry ice
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: [H][C@@](COP([O-])(O[C@H]1[C@H](O)[C@@H](O)[C@H](O)[C@@H](O)[C@H]1O)=O)(O)COC(CCCCCCCC/C=C\CCCCCC)=O.[NH4+]

詳細

詳細

ホスファチジルイノシトール（PI）の分解産物であるリソホスファチジルイノシトール（LPI）は、頭部にイノシトールを持つリゾホスホリピドの亜種です。

アプリケーション

17:1リゾPI［別名：1-(10Z-ヘプタデカノイル-2-ヒドロキシ-sn-グリセロ-3-ホスホ-(1′-ミオ-イノシトール)］はマウス脳リピドームLC-MS解析の内部標準物質として用いられています。17:1リゾPIは、高速液体クロマトグラフィ/エレクトロスプレーイオン化タンデム質量分析（HPLC/ESI-MS）を用いたマウスのリゾホスファチジルイノシトール（LPI）解析、ならびに慢性高脂肪食（HFD)負荷WTマウスおよびKOマウスの肝臓におけるタンデム質量分析（LC-MS-MS）システムを用いたLPIの定量において、内部標準として使用できます。

生物化学的／生理学的作用

L-α-リゾホスファチジルイノシトール（LPI）の循環血中レベルの増加は癌に関係し、LPIはGタンパク質共役受容体GPR55に対する強力なリガンドです。

リソホスファチジルイノシトール（LPI）は生物活性リゾホスホリピドメディエーターとして働きます。休止期の線維芽細胞では細胞分裂促進活性を示します。LPIには、前脳虚血状態の海馬神経を細胞死から守る能力があります。

包装

2 mL琥珀色血清バイアル、栓および波形キャップ付き（850103P-100 ug）

2 mL琥珀色血清バイアル、栓および波形キャップ付き（850103P-500 ug）

法的情報

Avanti Research is a trademark of Avanti Polar Lipids, LLC

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): No data available
• 引火点(℃): No data available