APT800

アポトーシス誘導物質セット

Apoptosis Inducer Set contains Actinomycin D, Camptothecin, Cycloheximide, Dexamethasone & Etoposide. These compounds can be used for inducing apoptotic activity in many cell culture systems.

• 別名: 5 Apotosis Inducers
• UNSPSCコード: 12161503
• eCl@ss: 32161000
• NACRES: NA.32

特性

• 品質水準: 100
• フォーム: liquid
• 化学種の反応性（ホモロジーによる予測）: mammals
• メーカー／製品名: Chemicon^®
• テクニック: activity assay: suitable
• 輸送温度: dry ice

詳細

詳細

アクチノマイシンD：古典的な抗腫瘍薬。腫瘍細胞に対するアポトーシスの細胞毒性誘発物質。RNA合成のDNA依存性阻害剤であるアクチノマイシンは、TRAILやFas（CD95）などのいくつかの特定の刺激によるアポトーシス誘導を促進します。アクチノマイシンDは、アポトーシスプロセスを緩和またはブロックし、ジヒドロ葉酸還元酵素阻害剤アミノプテリンやプロスタグランジン誘導体15-デオキシ-D12,14-プロスタグランジンJ2などのいくつかの刺激によって誘発される細胞毒性を低下させることもできるため、一部のシステムではアポトーシス促進作用とアポトーシス抑制作用を両方行うことができます。



カンプトテシン：強力な抗腫瘍剤。カンプトテシンは、DNAトポイソメラーゼIの阻害剤です。この薬剤はp53を活性化し、TRAIL-R2（DR5）およびBakの発現をアップレギュレートして、Bax欠損ヒト結腸がん細胞におけるTRAIL耐性を克服します。 また、カンプトテシン誘導性アポトーシスは、TNFなどのサイトカインが存在すると、その後のNFkappa Bの阻害を介して増加します{Valente P et al Eur J Cancer (2003) 39:1468-77}。



シクロヘキシミド：タンパク質合成を阻害し、その後、細胞増殖を停止させて細胞死を誘導する強力なタンパク質翻訳阻害剤。シクロヘキシミドはFasLを介したアポトーシス誘導の促進も行います。しかし、シクロヘキシミドはHUVEC細胞のサラセミア血清誘導など、一部のシステムではアポトーシスを阻害することもあります{Banjerdpong, R. (1998) Ph.D Thesis Mahidol Univ.Bangkok, Thailand}。



デキサメタゾン：胸腺細胞のアポトーシスの典型的な誘導剤。グルココルチコイド抗炎症剤。 T細胞の生存、増殖、分化を調節します。一酸化窒素合成酵素の調節因子です。 胸腺細胞だけでなく、ミクログリアなどの他の免疫細胞のアポトーシスも誘導します。しかし、他のアポトーシス誘導物質と同様に、デキサメタゾンはbcl-Xなどの抗アポトーシスタンパク質の活性化を介して特定のシステムでアポトーシスを抑制することがあります{Chang, et al (1997) FEBS Letter 415:11-15}。



エトポシド：強力なトポイソメラーゼII阻害剤。 dsDNAおよびssDNAの切断を促進し、DNAの再連結を阻害する抗腫瘍剤。S期で細胞周期を阻害し、正常細胞株と腫瘍細胞株のアポトーシスを誘導しますが、細胞内cAMP濃度やその他の因子によって影響を受ける可能性があります{Bermejo, L et al (1998) J. Cell Sci 111:637-644;Solovyyan, V et al. (1998) Brain Res Mol Brain Res 62:43-55}

アプリケーション

多くの細胞培養系では、アポトーシス活性を誘導するための出発点として、提供されたストックの1000倍希釈を使用することが推奨されています（例えば、1 mLの培地に1 μLを添加）。しかし、最適な用量は細胞や培養条件によって異なる場合があります。 少量の場合は、ストックを新鮮なDMSOで1:10に希釈し、次にこの液を培養培地またはPBSでさらに1:100に希釈すると、1 mL未満の少量のものに阻害剤を加えやすくなります。

研究のカテゴリー
アポトーシスおよびがん

構成

·アクチノマイシンD（10 mM）：50 μL

·カンプトテシン（2 mM）：1 mL

·シクロヘキシミド（100 mM）：1 mL

·デキサメタゾン（10 mM）：1 mL

·エトポシド（10 mM）：100 μL

物理的形状

保存剤を含まないDMSO中の液体。

保管および安定性

キット材料は－20℃で使用期限日まで保存できます。 凍結・融解サイクルの繰り返しは避けてください。 製品チューブは遮光してください。



警告：キットには毒性の高い物質が含まれています。専門家のみが使用してください。濃縮液や希釈液を取り扱う際は、手袋などの保護具を着用し、良好な試験手順を守ってください。

法的情報

CHEMICON is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06,GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H301,H340,H350,H360FD,H412
• 注意書き: P202 - P264 - P273 - P280 - P301 + P310 - P405
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 3 Oral - Aquatic Chronic 3 - Carc. 1B - Muta. 1B - Repr. 1B
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• 引火点(°F): 188.6 °F
• 引火点(℃): 87 °C