おすすめの製品
由来生物
mouse
品質水準
抗体製品の状態
purified immunoglobulin
クローン
TS106, monoclonal
化学種の反応性
human, mouse
化学種の反応性(ホモロジーによる予測)
rat
メーカー/製品名
Chemicon®
テクニック
ELISA: suitable
flow cytometry: suitable
immunofluorescence: suitable
immunohistochemistry (formalin-fixed, paraffin-embedded sections): suitable
immunoprecipitation (IP): suitable
western blot: suitable
アイソタイプ
IgG1
NCBIアクセッション番号
UniProtアクセッション番号
輸送温度
wet ice
ターゲットの翻訳後修飾
unmodified
詳細
TS(EC:2.1.1.45)は細胞質内酵素であり、約36kDaの同一のモノマー2つで構成される二量体です。この酵素は、細胞内で唯一のデノボチミジル酸供給源であり、DNAの複製と修復において重要な役割を担っています。TSは、デオキシウリジン一リン酸(dUMP)のメチル化およびそのデオキシチミジン一リン酸(dTMP)への変換を触媒します。したがって、TSは主に増殖や代謝をしている活性細胞中で活性状態にあります。TSは、広く使用されている抗悪性腫瘍薬5-フルオロウラシル(5-FU)の中心的標的であることから、5-FUに対して酵素的に活性状態にあるXeloda(ゼローダ)の標的でもあります。TSは、5-FdUMPとメチレンテトラヒドロ葉酸との共有結合複合体形成により不活化されます。文献によると、TSの発現は、ヒト乳がん、直腸結腸がん、胃がん、頭頸部がんにおいて5-フルオロウラシル(5-FU)と関連があり、TSの低発現によって、5-FUに対する良好な反応と生存が予測されました。
特異性
抗体MAB4130は、チミジル酸シンターゼ(TS)と同定され、固形がんの治療に使用されるフルオロピリジン系抗悪性腫瘍薬の標的である36 kDaタンパク質を認識します。 TSの発現は、ヒト乳がん、直腸結腸がん、胃がん、頭頸部がんにおいて5-フルオロウラシル(5-FU)に対する反応と関連しています。
免疫原
リコンビナントチミジル酸シンターゼ。
アプリケーション
ELISA:
この抗体をELISAで使用しました。
フローサイトメトリー:
この抗体をFCで使用しました。
免疫蛍光染色:
この抗体をIFで使用しました。
免疫沈降:
濃度10 μL/mgで使用、タンパク質ライセートで使用できます。
免疫組織染色(凍結、パラフィン切片):
希釈倍率1:50 - 1:100で使用(室温で30~60分間のインキュベーション)TS106では、EDTA(pH 8.0)または10mMクエン酸バッファー(pH 6.0)を用いた抗体賦活化が有効です。
ウエスタンブロッティング:
1:200 - 1:400。36KDaバンドを認識します。
最適な希釈濃度は、ご自身で決定してください。
この抗体をELISAで使用しました。
フローサイトメトリー:
この抗体をFCで使用しました。
免疫蛍光染色:
この抗体をIFで使用しました。
免疫沈降:
濃度10 μL/mgで使用、タンパク質ライセートで使用できます。
免疫組織染色(凍結、パラフィン切片):
希釈倍率1:50 - 1:100で使用(室温で30~60分間のインキュベーション)TS106では、EDTA(pH 8.0)または10mMクエン酸バッファー(pH 6.0)を用いた抗体賦活化が有効です。
ウエスタンブロッティング:
1:200 - 1:400。36KDaバンドを認識します。
最適な希釈濃度は、ご自身で決定してください。
チミジル酸シンターゼの検出における抗チミジル酸シンターゼ抗体、クローンTS106(マウスモノクローナル抗体)の使用は、ELISA、FC、IF、IHC、IHC(P)、IP、WBにおいて検証されています。
研究カテゴリー
エピジェネティクス・核内機能分子&
エピジェネティクス・核内機能分子&
研究サブカテゴリー
細胞周期、DNA複製および修復
細胞周期、DNA複製および修復
品質
MCF7ライセートにおいてウェスタンブロッティングにより評価済み。
ウェスタンブロッティング:
希釈倍率1:500で使用、10 μgのMCF7ライセートでチミジル酸シンターゼを検出できます。
ウェスタンブロッティング:
希釈倍率1:500で使用、10 μgのMCF7ライセートでチミジル酸シンターゼを検出できます。
ターゲットの説明
36 kDa
物理的形状
フォーマット:精製
精製プロテインA
精製マウスモノクローナルIgG1、0.25M NaCl、0.1% sodium azide含有の0.02M PBS(pH 7.6)に溶解。
保管および安定性
2~8ºCで受領日から1年間安定です。
アナリシスノート
コントロール
ポジティブコントロール:5-FU耐性大腸がん細胞株(NCI H630R10、NCI630R1)、5-FU耐性乳がん細胞株、MCF-Ad5およびMCF-Ad10
ポジティブコントロール:5-FU耐性大腸がん細胞株(NCI H630R10、NCI630R1)、5-FU耐性乳がん細胞株、MCF-Ad5およびMCF-Ad10
その他情報
濃度:ロットに固有の濃度につきましては試験成績書をご参照ください。
法的情報
CHEMICON is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany
免責事項
メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。
保管分類コード
10 - Combustible liquids
WGK
WGK 2
引火点(°F)
Not applicable
引火点(℃)
Not applicable
適用法令
試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。
Jan Code
MAB4130:
試験成績書(COA)
製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。
Prognostic significance of thymidylate synthase in postoperative non-small cell lung cancer patients.
OncoTargets and Therapy null
Oncotarget, 3(7), 678-685 (2012-07-25)
5-Fluorouracil (5FU) and similar fluoropyrimidines induce covalent modification of thymidylate synthase (TS) and inhibit its activity. They are often used to treat solid cancers, but drug resistance and toxicity are drawbacks. Therefore, there is an unmet need for a functional
Molecular therapy : the journal of the American Society of Gene Therapy, 30(11), 3450-3461 (2022-08-08)
MicroRNA (miRNAs) are pleiotropic post-transcriptional modulators of gene expression. Their inherently pleiotropic nature makes miRNAs strong candidates for the development of cancer therapeutics, yet despite their potential, there remains a challenge to deliver nucleic acid-based therapies into cancer cells. We
British journal of cancer, 83(11), 1510-1515 (2000-11-15)
We have recently demonstrated that HDFL (high-dose 5-FU 2600 mg m-2 week-1 and leucovorin 500 mg m-2 week-1, weekly 24-h infusion) is highly active in the treatment of gastric cancer. To further clarify the possible mechanism underlying the improved activity
Polish journal of pathology : official journal of the Polish Society of Pathologists, 57(1), 29-33 (2006-06-03)
Colorectal carcinoma is etiopathologically heterogenic. It may develop through a sequence of mutations leading to chromosome instability or be a result of defects in DNA repair mechanisms manifested by microsatellite instability. Carcinomas of this type are supposed to be characterized
ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.
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