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Merck

MAB4155

Sigma-Aldrich

抗BCRP1抗体、クローン5D3

clone 5D3, Chemicon®, from mouse

別名:

ABC transporter, ATP-binding cassette transporter G2, ATP-binding cassette, sub-family G (WHITE), member 2, ATP-binding cassette, sub-family G, member 2, Breast cancer resistance protein, CD338 antigen, Mitoxantrone resistance-associated protein, Placent

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About This Item

UNSPSCコード:
12352203
eCl@ss:
32160702
NACRES:
NA.41

由来生物

mouse

品質水準

抗体製品の状態

purified immunoglobulin

抗体製品タイプ

primary antibodies

クローン

5D3, monoclonal

化学種の反応性

rat, human

メーカー/製品名

Chemicon®

テクニック

flow cytometry: suitable
immunocytochemistry: suitable
immunofluorescence: suitable
western blot: suitable

入力

sample type neural stem cell(s)
sample type hematopoietic stem cell(s)

アイソタイプ

IgG2bκ

NCBIアクセッション番号

UniProtアクセッション番号

輸送温度

wet ice

ターゲットの翻訳後修飾

unmodified

遺伝子情報

human ... BCRP1(644079)

詳細

乳癌耐性タンパク質(BCRP1)は、胎盤特異的ATP結合カセット(ABC)タンパク質(ABCP)、ABC G-サブファミリーメンバー2(ABCG2)、またはミトキサントロン耐性タンパク質 (MXR)とも呼ばれ、ヒト腫瘍性疾患における多剤耐性に関与すると考えられている薬物トランスポーターのATP結合カセットスーパーファミリーの一員です。ABCG2は、薬剤耐性の乳癌、結腸癌、胃癌、および線維肉腫癌細胞株と、急性骨髄性白血病(AML)患者の芽球細胞で発現しています。ABCG2タンパク質を発現している正常組織には、胎盤の合胞体栄養膜細胞、乳管と乳腺小葉、大腸と結腸の上皮、静脈および毛細血管上皮、ならびに肝臓の毛細胆管膜などがあります。複数の研究からABCG2がさまざまな組織の幹細胞でも発現されていることが示されており、 幹細胞マーカーとして有用な可能性があります。ABCG2は、非常に原始的な造血細胞と非造血細胞の集団、いわゆるSP(side population)サブセットがHoechst 33342蛍光色素を排出する能力に関与していると考えられています。半定量的RT-PCRの結果から、ABCG2 mRNAが、ヒト、アカゲザルおよびマウスの赤芽球およびNK細胞を除く造血組織では、非SP細胞よりもSP細胞で高いレベルで発現していることが示されています。ヒト骨髄におけるABCG2 mRNAの発現は、原始CD34+CD38-造血細胞の表現型で定義された集団のほうが、より分化したCD34+CD38+前駆細胞よりも高いです。Bcrp1 mRNAは、マウス骨格筋のSP細胞、神経幹細胞および前駆細胞、ならびにネスチン陽性膵島由来前駆細胞でも発現しています。レトロウイルスを介した遺伝子導入によりヒトABCG2遺伝子を過剰発現させると、マウス骨髄細胞にSP表現型が付与されます。Bcrp1 mRNAは、マウス胚幹細胞のSP画分ならびに非SP画分に発現しています。このことは、Bcrp1タンパク質濃度が常にmRNA濃度に反映されているわけではない可能性があること、あるいは幹細胞の他の特性、例えば細胞周期の状態や他のトランスポーターの発現などがSP表現型に関与していることを示唆しています。

特異性

ヒト型ABCG2の外部エピトープを特異的に認識します。マウス幹細胞株と反応することが報告されています(Ginis, et al., 2004)が、マウス反応性は今回はサポートされていません。

免疫原

ヒトABCG2を発現している3T3細胞

アプリケーション

この抗BCRP1抗体、クローン5D3を用いたBCRP1の検出は、FC、IC、IF、FUNC、WBでの使用が検証されています。
免疫細胞染色:
4% PFAで室温で5~15分固定した細胞培養。 0.3% Triton X-100を加えた10% NGS、0.1% BSAを含むPBSでブロッキング(Ginis et al., 2004)。

フローサイトメトリー:
前回のロットを1:100~1:1000希釈で使用しました。

阻害アッセイ:
前回のロットを使用してABCG2を阻害しました(Watanabe, K. et al., 2004.FEBS Letters 565:6-10).Sarkadi, B., et al., 2004 FEBS 567:116-120も参照。 Sarkadiは、5D3による検出と阻害がABCG2の実際の立体構造に大きく依存すると報告しています。
0.3% triton X-100を加えた10% NGS、0.1% BSAを含むPBSでブロッキング(Ginis, 2004)。

最適なワーキング希釈倍率は、お客様が決めてください。
研究カテゴリー
幹細胞研究
研究サブカテゴリー
神経幹細胞

造血幹細胞

品質

L6ライセートのウェスタンブロットで常に評価されています。

ウェスタンブロッティング:
希釈倍率1:500で使用、10 μgのL6ライセート中のBCRP1を検出できます。

ターゲットの説明

72 kDa

物理的形状

PBS、pH 7.4、0.1%アジ化ナトリウムを含むバッファー中の精製マウスモノクローナルIgG2bκの液体。
フォーマット:精製
プロテインA精製

保管および安定性

2~8ºCで受領日から1年間安定です。 冷凍しないでください。

アナリシスノート

コントロール
MCF-7細胞

その他情報

濃度:ロットに固有の濃度につきましては試験成績書をご参照ください。

法的情報

CHEMICON is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

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保管分類コード

10 - Combustible liquids

WGK

WGK 2

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

MAB4155:


試験成績書(COA)

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Canine hemangiosarcoma is a rapidly progressive disease that is poorly responsive to conventional chemotherapy. Despite numerous attempts to advance treatment options and improve outcomes, drug resistance remains a hurdle to successful therapy. To address this problem, we used recently characterized
Wenji Zhang et al.
The Journal of biological chemistry, 294(52), 20222-20232 (2019-11-14)
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Comparative proteomics reveals human pluripotent stem cell-derived limbal epithelial stem cells are similar to native ocular surface epithelial cells.
Mikhailova, A; Jylha, A; Rieck, J; Nattinen, J; Ilmarinen, T; Vereb, Z; Aapola et al.
Scientific Reports null
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Assay and drug development technologies, 12(1), 28-42 (2013-09-03)
ABCG2 is a member of the ATP-binding cassette (ABC) family of transporters, the overexpression of which has been implicated in resistance to various chemotherapeutic agents. Though a number of cell-based assays to screen for inhibitors have been reported, they do
Andrei A Kramerov et al.
Molecular vision, 21, 1357-1367 (2016-01-21)
To examine the expression of putative limbal epithelial stem cell (LESC) markers and wound healing rates in primary healthy and diabetic human limbal epithelial cells (LECs) cultured on different substrata. Primary limbal epithelial cells were isolated from human autopsy corneas

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

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