G4251

L-グルタチオン、還元型

≥98.0%

• 別名: Glutathione-SH, γ-L-グルタミル-L-システイニル-グリシン, GSH
• 化学式: H₂NCH(CO₂H)CH₂CH₂CONHCH(CH₂SH)CONHCH₂CO₂H
• CAS番号: 70-18-8
• 分子量: 307.32
• Beilstein: 1729812
• EC Number: 200-725-4
• MDL番号: MFCD00065939
• UNSPSCコード: 12352209
• PubChem Substance ID: 24895164
• NACRES: NA.26

特性

• product name: L-グルタチオン、還元型, ≥98.0%
• 品質水準: 300
• アッセイ: ≥98.0%
• 形状: powder
• 色: white
• mp: 192-195 °C (dec.) (lit.)
• 溶解性: water: 50 mg/mL, clear, colorless
• アプリケーション: detection
• 官能基: amine; carboxylic acid; thiol
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: N[C@@H](CCC(=O)N[C@@H](CS)C(=O)NCC(O)=O)C(O)=O
• InChI: 1S/C10H17N3O6S/c11-5(10(18)19)1-2-7(14)13-6(4-20)9(17)12-3-8(15)16/h5-6,20H,1-4,11H2,(H,12,17)(H,13,14)(H,15,16)(H,18,19)/t5-,6-/m0/s1
• InChI Key: RWSXRVCMGQZWBV-WDSKDSINSA-N

詳細

Amino Acid Sequence

γ-Glu-Cys-Gly

詳細

グルタチオン（GSH）は、多くの細胞と組織に見られる遍在分子です。GSHに存在する3つのアミノ酸は、グリシン、システイン、およびグルタミン酸です。

アプリケーション

還元型L-グルタチオン（GSH）は、グルタチオン-アガロースビーズを用いてGST（グルタチオンS-トランスフェラーゼ）融合タンパク質を溶出するための溶出バッファーに使用されています。GSH解析のための標準曲線の作成に使用されています。

グルタチオンアガロースからのグルタチオンS-トランスフェラーゼ(GST)の溶出には5~10 mMで用います。

生物化学的／生理学的作用

グルタチオン（GSH）は、さまざまな代謝産物や生体異物と共役を形成します。また、種々の酵素にとって重要な補因子として機能します。GSHは、多くの代謝経路とシグナル伝達経路に関与します。グルタチオンは、チオレドキシンやメタロチオネインなどの細胞タンパク質のチオール緩衝剤として機能します。また、GSHはトコフェロールやアスコルビン酸塩などの抗酸化物質の再生にも関与します。

内在性の抗酸化物質であり、細胞代謝や呼吸性バーストによって生じた活性酸素種の除去において重要な役割を果たしています。GSTは、生体異物やロイコトリエン、そのほか求電子中心を有する分子とグルタチオンとの間で生じるグルタチオンチオエーテルの形成を触媒します。グルタチオンはまた、タンパク質中のシステイン残基とジスルフィド結合を形成します。これらのメカニズムのため、グルタチオンは抗がん剤の効果を低下させるという逆の作用を示す場合があります。

その他情報

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安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)