I5125

myo-イノシトール

≥99% (GC), powder, precursor of membrane phospho-inositides and phospholipid

• 別名: 1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロキシシクロヘキサン, i-イノシトール, meso-イノシトール
• 実験式（ヒル表記法）: C₆H₁₂O₆
• CAS番号: 87-89-8
• 分子量: 180.16
• Beilstein: 1907329
• EC Number: 201-781-2
• MDL番号: MFCD00077932
• UNSPSCコード: 12352207
• PubChem Substance ID: 57654297
• NACRES: NA.77

特性

• 製品名: myo-イノシトール, ≥99%
• 蒸気密度: 6.2 (vs air)
• 品質水準: 300
• アッセイ: ≥99%
• mp: 222-227 °C (lit.)
• 溶解性: H₂O: 50 mg/mL
• SMILES記法: O[C@H]1[C@H](O)[C@H](O)[C@H](O)[C@@H](O)[C@@H]1O
• InChI: 1S/C6H12O6/c7-1-2(8)4(10)6(12)5(11)3(1)9/h1-12H/t1-,2-,3-,4+,5-,6-
• InChI Key: CDAISMWEOUEBRE-GPIVLXJGSA-N

詳細

詳細

Myo-イノシトール（MI）は糖に似た分子で、主にヒト脳のグリア細胞に存在します。イノシトールファミリーに属するC6糖アルコールの立体異性体です。イノシトール三リン酸の前駆体として、また細胞内セカンドメッセンジャーとして働きます。Myo-イノシトールは、甲状腺刺激ホルモン、卵胞刺激ホルモン（FSH）、インスリンなどの複数のホルモンを調節します。Myo-イノシトールと、イノシトールの別の立体異性体であるd-chiro-イノシトールは、さまざまな方法で、インスリン抵抗性（IR）に関連するさまざまな代謝調節解除のバランスに関与しています。

アプリケーション

myo-イノシトールは、次の用途で使用されています：

• ガス液体クロマトグラフィー（GC）による単糖分析のためのスタンダードとして
• 細胞の解糖代謝を調べるための腹腔マクロファージ（PM）の培養のためのRフリーSeahorse培地の成分としてΦ
• in vitro の胚発達を延長するためのSOFaaci培地サプリメントとして
• ナチュラルキラー（NK）細胞株を培養するためのα 最小必須培地（αMEM）ベースの完全培地の成分として

生物化学的／生理学的作用

myo-イノシトール（MI）は浸透圧調節物質として機能し、膜ホスホイノシチドやリン脂質の重要な前駆体です。細胞膜やミエリン鞘の構造の形成に役立っています。myo-イノシトール（MI）の濃度上昇は、アルツハイマー病、大脳神経膠腫症、脳腫瘍などのさまざまな脳疾患で確認されます。′

膜リン脂質や、細胞膜に糖タンパク質を結合させるアンカーであるグリコシルホスファチジルイノシトール、セカンドメッセンジャーであるイノシトールリン酸の構成成分です。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)