L9764

リポポリサッカリド(ラフ株) サルモネラ菌 セロタイプ minnesota Re595（Re変異）由来

• 別名: LPS
• MDL番号: MFCD00131520
• UNSPSCコード: 12352201
• NACRES: NA.25

特性

• 由来生物: Salmonella enterica (Serotype minnesota Re 595 mutant)
• 品質水準: 200
• フォーム: lyophilized powder
• 不純物: <3% Protein (Lowry)
• 色: white to yellow cast
• 溶解性: water: 0.90-1.10 mg/mL, hazy to turbid, colorless to faintly yellow
• 輸送温度: ambient
• 保管温度: 2-8°C

詳細

詳細

本製品は、Salmonella Minnesota株Re 595 （Re変異体）から、フェノール-クロロホルム-石油エーテル抽出法を使用して調製されます。由来する株はATCC 49284です。Re 595株のLPSにおけるユニークな構造は、ヒト血小板における分泌と凝集を誘導することが示されています。

アプリケーション

• グラム陰性菌の外膜外葉を模倣した LPS 単分子膜と可塑性物質との相互作用を支配する電荷と凝集パターン：この研究では、電荷と凝集パターンが、サルモネラ・エンテリカ血清型ミネソタ Re 595 のようなラフ型株のリポポリサッカリド（LPS）と可塑性物質との相互作用にどのような影響を及ぼすかを検討しました。この知見は、微生物の耐性メカニズムに関与する分子間相互作用の理解へ寄与するものです（Michel et al., 2015）。

生物化学的／生理学的作用

リポ多糖（LPS）は、膜の外層に局在し、非胞被株の細胞表面上に露出しています。外膜の完全性に寄与し、胆汁塩と脂溶性抗生物質の作用から細胞を保護します。

調製ノート

フェノール-クロロホルム-石油エーテル抽出によって調製されます。

本製品は水（5 mg/mL）または細胞培養培地（1 mg/mL）に可溶であり、ぼんやりとした薄黄色の溶液を与えます。より濃い、濁った溶液（20 mg/mL）は、生理食塩水中で、ボルテックスおよび70～80 ^oCでの加熱によって調製されます。リポ多糖は、全ての溶媒中でミセルを形成する分子です。水やリン酸緩衝食塩水中では、濁った溶液になります。有機溶媒では透明な溶液を与えません。メタノールは、不溶物のある濁った懸濁液を与え、一方、水は均一なぼんやりとした溶液を与えます。

その他情報

お客様の研究に適したメルクの広範なリポ多糖類を包括的に理解していただくために、ぜひメルクの炭水化物カテゴリーページをご覧ください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H302
• 注意書き: P301 + P312 + P330
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves