P2980

Pertussis toxin

from Bordetella pertussis, buffered aqueous glycerol solution, protein endotoxin

• 別名: IAP, PTX, インスリン分泌活性化タンパク質, ヒスタミン増感因子, 百日咳菌抗原
• CAS番号: 70323-44-3
• MDL番号: MFCD00131841
• UNSPSCコード: 12352200
• NACRES: NA.77

特性

• product name: 百日咳毒素 Bordetella pertussis（百日咳菌）由来, buffered aqueous glycerol solution
• 詳細: aseptically packaged
• 品質水準: 200
• 形状: buffered aqueous glycerol solution
• 輸送温度: dry ice
• 保管温度: −20°C
• 遺伝子情報: Bordetella pertussis Tohama I ... ptxA(2665068) , ptxB(2665069) , ptxC(2665408)

詳細

詳細

百日咳毒素（Pertussis toxin：PTX）は、Bordatella coccobaccillus（百日咳菌）から分離したタンパク質です。毒素は非活性型の状態で排泄されます。この細菌（Bordatella coccobacillus）のBオリゴマーが細胞膜に接触すると、そのAプロトマーのS1サブユニットが活性化されます。この活性化は、グルタチオンおよび／またはATPによって媒介されると考えられます。

アプリケーション

百日咳菌 から産生される不活性型の毒素です。百日咳毒素Bオリゴマ-が細胞膜に結合すると、百日咳毒素Aプロトマ-のS1サブユニットが活性化されます。この反応はグルタチオンとATPの作用によるものと考えられています。in vitroにおける百日咳毒素の活性化プロトコ-ルはKaslowらにより示されています。

Bordetella pertussis由来の百日咳毒素は、以下の目的で使用されています：ラットの心筋ミオシン免疫を増強して心筋炎を誘導するため、Cuprizoneおよびcuprizone/MOG-EAEモデルにおいて血液–脳関門を破壊するため、Gαiシグナル伝達の阻害物質として。

生物化学的／生理学的作用

百日咳毒素は、ヘテロ三量体グアニンヌクレオチド調節タンパク質G_i、G_o、G_tのαサブユニットのADPリボシル化を触媒します。 この反応により、Gタンパク質のヘテロ三量体と受容体との相互作用が阻害され、結果としてそれらのカップリングと活性化が阻害されます。 G_αサブユニットが不活性状態でGDP結合に残るため、アデニリルシクラ-ゼや開口K⁺チャネルは不活性化されません。

特徴および利点

この化合物は、 Cyclic Nucleotide（環状ヌクレオチド）研究の主な成果です。ここをクリックして頂くと、他にも主要なCyclic Nucleotide製品をご覧いただけます。他の研究分野に使用される生物活性小分子に関する詳細については、sigma.com/discover-bsmにアクセスしてください。

物理的形状

無菌的に充填した50%グリセロ-ル溶液 (50mM TRIS, 10mMグリシン, 0.5M NaCl含有, pH 7.5)

安全性情報

• 保管分類コード: 10 - Combustible liquids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable