SML1873

（2R,6R）-ヒドロキシノルケタミン 塩酸塩

≥98% (HPLC)

• 別名: （2R,6R）-HNK塩酸塩;（2R,6R）-2-アミノ-2-（2-クロロフェニル）-6-ヒドロキシ-シクロヘキサノン 塩酸塩
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₂H₁₄ClNO₂ · HCl
• CAS番号: 1430202-69-9
• 分子量: 276.16
• MDL番号: MFCD30182371
• UNSPSCコード: 12352116
• NACRES: NA.77

特性

• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• フォーム: powder
• 光学活性: [α]/D -95 to -115°, c = 1 in H₂O
• 薬剤管理: regulated under CDSA - not available from Sigma-Aldrich Canada
• 保管条件: desiccated
• 色: white to beige
• 溶解性: H₂O: 25 mg/mL, clear
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: O=C1[C@@](C2=CC=CC=C2Cl)(N)CCC[C@H]1O.Cl
• InChI: 1S/C12H14ClNO2.ClH/c13-9-5-2-1-4-8(9)12(14)7-3-6-10(15)11(12)16;/h1-2,4-5,10,15H,3,6-7,14H2;1H/t10-,12-;/m1./s1
• InChI Key: ZQJVHBJDLMIKJK-MHDYBILJSA-N

詳細

生物化学的／生理学的作用

（2R,6R）-ヒドロキシノルケタミンはケタミン関連副作用が無い即効性抗うつ活性を有するケタミン代謝物です。NMDAR拮抗剤（R,S）-ケタミンは、抗うつ効果を持つ（2S,6S;2R,6R）-ヒドロキシノルケタミン（HNK）に代謝される必要があります。（2R,6R）-HNKエナンチオマーは、マウス試験で抗うつ効果に対して最も影響するエナンチオマーであるように思われ、（2S,6S）-HNKと違って（2R,6R）-HNKは移動あるいは対等関係に有意な変化を生じませんでした。マウスは、ケタミンを容易に自己投与できた時と同じ条件で、薬理学的に適切な量の（2R,6R）-HNKを自己投与しなかったため、（2R,6R）-HNKはケタミンと同じ依存症の可能性は無いと思われます。（2R,6R）-HNK抗うつ薬は NMDAグルタミン酸塩受容体の阻害よりむしろAMPAグルタミン酸塩受容体の活性化に関与するように思われます。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H302,H315,H319
• 注意書き: P264 - P270 - P280 - P301 + P312 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral - Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable