B7263

N-tert-ブチル-α-フェニルニトロン

≥98% (GC)

• 別名: N-ベンジリデン-tert-ブチルアミン N-オキシド, PBN, フェニル N-t-ブチルニトロン
• 化学式: C₆H₅CH=N(O)C(CH₃)₃
• CAS番号: 3376-24-7
• 分子量: 177.24
• Beilstein: 2044028
• EC Number: 222-168-6
• MDL番号: MFCD00008799
• UNSPSCコード: 12352202
• PubChem Substance ID: 24891981
• NACRES: NA.77

特性

• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥98% (GC)
• 形状: powder
• 色: white
• mp: 73-74 °C (lit.)
• 溶解性: DMSO: soluble
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: CC(C)(C)[N+](\[O-])=C\c1ccccc1
• InChI: 1S/C11H15NO/c1-11(2,3)12(13)9-10-7-5-4-6-8-10/h4-9H,1-3H3/b12-9-
• InChI Key: IYSYLWYGCWTJSG-XFXZXTDPSA-N

詳細

アプリケーション

N-tert-ブチル-α-フェニルニトロンは以下の用途に使用されています：

• ヒト非腫瘍形成性乳房上皮（MCF10A）細胞から抽出したDNAの酸化状態を維持するためのDneasy Blood&Tissueバッファーの構成要素として
• 小膠（MG）細胞株の活性酸素種（ROS）のフリーラジカル捕捉剤として
• 不安定性口腔扁平上皮がん（GU-OSCC）において線維芽細胞の老化を軽減するため

生物化学的／生理学的作用

N-tert-ブチル-α-フェニルニトロン(PBN)は通常用いられているフリーラジカルのスピントラップ剤です。ウサギの皮質で塞栓誘導された脳の微小梗塞の数を減少させ、ラジカルスカベンジャー活性およびシクロオキシゲナーゼ-2活性阻害能により腫瘍形成を抑制します。一酸化窒素合成酵素の誘導(iNOS)を阻害し、これにより一酸化窒素(NO)の過剰生成を予防することが報告されています。ラットにおいてPBNを100 mg/kgで腹腔内投与したところ、黒質網様部の壊死およびフルロチル誘発性てんかん重積状態が抑制されました。てんかん動物モデルでは、一部の外傷後てんかん発作発症から保護します。ラットのPBNの致死量は約 100mg/100g体重(0.564 mmol/100 Å g)です。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)