L2879

リゾチーム 塩化物フォーム ニワトリ卵白由来

Grade VI, ≥35,000 units/mg protein (E1%/282)

• 別名: Peptidoglycan iV-acetylmuramoyl hydrolase, ムコペプチドN-アセチルムラモイルヒドロラーゼ, ムラミダーゼ
• CAS番号: 9066-59-5
• Enzyme Commission number: 3.2.1.17 (BRENDA, IUBMB)
• EC Number: 232-954-0
• MDL番号: MFCD00131557
• UNSPSCコード: 12352204
• NACRES: NA.54

特性

• 由来生物: chicken egg white
• 品質水準: 200
• タイプ: Grade VI
• フォーム: lyophilized powder
• 比活性: ≥35,000 units/mg protein (E1%/282)
• 分子量: ~14.3 kDa
• 組成: Protein, ≥80%
• テクニック: cell based assay: suitable
• 適合性: suitable for cell lysis
• アプリケーション: cell analysis
• 保管温度: −20°C

詳細

詳細

リゾチームは、ムラミダーゼとしても知られ、白血球のような食細胞にみられる溶菌酵素です。「リゾチーム」という名称は、ある種の細菌の細胞壁に存在するN-アセチルグルコサミン（NAG）とN-アセチルムラミン酸（NAM）の間のβ-1-4-グリコシド結合を溶解または加水分解する能力に由来します。このタンパク質は動物、植物、細菌、ウイルスに存在します。好中球の顆粒、マクロファージ、血清、唾液、乳汁、蜂蜜、ニワトリ卵白にもみられます。リゾチームには、c型（ニワトリ型）、g型（ガチョウ型）、i型（無脊椎動物）などのさまざまな型があります。

アプリケーション

ニワトリ卵白由来のリゾチーム塩化物フォームは以下の用途に使用されています：

• デッドエンドろ過におけるタンパク質混合物により引き起こされる膜ファウリングに対する酵母細胞の影響を検討するためのタンパク質混合物の成分として
• サルモネラ菌で汚染されたブロイラーの部分に対する静菌または殺菌作用を検討するためのディップシステムにおいて
• リゾチーム活性を測定するための粘度アッセイにおいて    

生物化学的／生理学的作用

リゾチームは、マクロファージ介在性の宿主応答の指標となり、白血球の死と相関し、高い代謝回転率を示します。血清リゾチームの上昇は、さまざまな慢性炎症性疾患、炎症性腸疾患、血液疾患、腎疾患において認められています。ニワトリ卵白由来のc型リゾチームは、タンパク質の構造と機能を研究するためのモデルとして一般に用いられています。ムラミダーゼは主にグラム陽性菌に対して殺菌活性を示します。

単位の定義

1 ユニットは、25 °C で pH 6.2 の緩衝液に懸濁した場合、比濁分析法（600nm）により 1 分間に 0.6 μg の Micrococcus lysodeikticus を溶解します。

物理的形状

凍結乾燥品(塩化ナトリウムおよび酢酸ナトリウムを含む)

調製ノート

3回結晶化

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)