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Merck

M5287

Sigma-Aldrich

MES 水和物

≥99.5% (titration), pH 2.5-4.0 (0.5 M in H2O), BioXtra

別名:

2-モルホリンエタンスルホン酸水和物, 2-(N-モルホリノ)エタンスルホン酸 水和物, 4-モルホリンエタンスルホン酸

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About This Item

実験式(ヒル表記法):
C6H13NO4S · xH2O
CAS番号:
分子量:
195.24 (anhydrous basis)
MDL番号:
UNSPSCコード:
12352106
eCl@ss:
32129211
PubChem Substance ID:
NACRES:
NA.25

品質水準

製品種目

BioXtra

アッセイ

≥99.5% (titration)

形状

crystalline powder

保管条件

dry at room temperature

不純物

Insoluble matter, passes filter test

強熱残分(900 °C)

≤0.05%

white

pH

2.5-4.0 (0.5 M in H2O)

有効pH範囲

5.5-6.7

pKa 

6.1

溶解性

H2O: 0.5 M, clear, colorless
water: 335.3 g/L at 20 °C

微量陰イオン

chloride (Cl-): ≤0.005%

微量陽イオン

Al: ≤0.0005%
As: ≤0.0001%
Ba: ≤0.0005%
Bi: ≤0.0005%
Ca: ≤0.002%
Cd: ≤0.0005%
Co: ≤0.0005%
Cr: ≤0.0005%
Cu: ≤0.0005%
Fe: ≤0.0005%
K: ≤0.005%
Li: ≤0.0005%
Mg: ≤0.0005%
Mn: ≤0.0005%
Mo: ≤0.0005%
Na: ≤0.005%
Ni: ≤0.0005%
Pb: ≤0.0005%
Sr: ≤0.0005%
Zn: ≤0.0005%

吸収

≤0.020 at 280 in H2O at 0.5 M
≤0.025 at 260 in H2O at 0.5 M

アプリケーション

cell analysis
life science and biopharma
sample preparation

保管温度

room temp

SMILES記法

O.OS(=O)(=O)CCN1CCOCC1

InChI

1S/C6H13NO4S.H2O/c8-12(9,10)6-3-7-1-4-11-5-2-7;/h1-6H2,(H,8,9,10);1H2

InChI Key

MIIIXQJBDGSIKL-UHFFFAOYSA-N

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詳細

MES水和物バッファー(2-(N-モルフォリノ)エタンスルホン酸一水和物)は、生物学、環境学、および生化学の研究に幅広く使用されている双性イオン性生理的緩衝液です。pKaは6.1で、生理的pHで溶液を緩衝するための定番となっています。グッドバッファーの1つとして1960年代に開発されたMESは、中域のpKaを持つ、水溶性が極めて高い、他の溶媒との可溶性が非常に低い、塩作用が極めて弱い、種々の温度で安定している、化学的および酵素学的に安定している、可視およびUVスペクトル範囲の吸光度が極めて低い、容易に合成できるといった固有の基準を満たしています。MES一水和物がグッドバッファーとして位置付けられたのは、低UV吸光度、最小限の反応性、pH安定性、および高い水溶性といった性質によります。

また、MES水和物バッファーは、高い水溶性と極めて弱い金属イオン結合を示すため、以下のようなさまざまな用途に最適な選択肢となっています:

  • 細胞生物学:MES水和物バッファーは、トリスやリン酸塩などの他のバッファーより細胞毒性が低いため、細胞培養培地を緩衝するためによく選択されます。
  • タンパク質精製および抽出:広いpH範囲にわたって安定的であり、金属イオン結合が極めて弱いことから、MES水和物バッファーはタンパク質精製および抽出プロトコルにとって重要な資源となっています。
  • ゲル電気泳動:MES水和物バッファーは、変性ゲル電気泳動のランニングバッファーとしても一般的に使用されて、タンパク質分離および解析において信頼性の高い結果を保証します。

アプリケーション

MES水和物は以下の用途で使用されています:

  • 酵素BACE1の抽出における抽出バッファーの成分として
  • 線維芽細胞の5,10-メテニルテトラヒドロ葉酸合成酵素(MTHFS)の酵素活性測定のための反応混合液の成分として
  • カルボキシル基修飾ポリスチレンラテックス(CML)ビーズにmAbまたはGST融合タンパク質をカップリングさせる際の、MESカップリングバッファーの成分として
  • 蛍光標識用溶液のpHを調節するため
  • 電気泳動バッファーの成分として

特徴および利点

  • 重金属汚染物質のレベルが低いことが試験により確認済みで、さまざまな用途への適合性が保証されている
  • 6.1のpKa(25°C)によりpH 5.5~6.7(25°C)を有効に緩衝する
  • 水溶性が高い
  • 金属イオン結合が極めて弱い
  • トリスやリン酸塩などの他のバッファーより細胞毒性が低い
  • 幅広いpH範囲で安定している
  • UV吸光度が低い
  • 反応性が極めて低い

調製ノート

MESを用いたバッファーは、NaOHで滴定して必要なpHに合わせることで作成できます。別の方法としては、MESのストック溶液およびMESナトリウム塩をバッファーに混合して、必要なpHに合わせることができます。ストック溶液を用いて特定のpHのバッファーを調製するための標準的な混合表が公表されています。pH 7.4でMESをバッファーとして使用することは推奨されていません。他のバッファーを検討する必要があります。

保管および安定性

溶液は2℃~8℃で数カ月間安定です。0.2 μmフィルターでろ過滅菌してください。どのようなスルホン酸バッファーに対しても、オートクレーブの使用は推奨されていません。バッファーをヌクレアーゼフリーにしなければならない場合は、先に水を処理し、オートクレーブした後にバッファーを加えてください。MES溶液をオートクレーブすると、溶液は黄色くなります(ただしpHに測定可能な変化は認められません)。黄色の分解産物が何であるかは不明です。

その他情報

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保管分類コード

13 - Non Combustible Solids

WGK

WGK 1

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable

個人用保護具 (PPE)

Eyeshields, Gloves


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

M5287-BULK:
M5287-50G:
M5287-BULK-PC:
M5287-RSAMPLE:
M5287-10G:
M5287-VAR:
M5287-250G:


試験成績書(COA)

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