P8124

ピオベルジン

from Pseudomonas fluorescens, >90% (HPLC)

• 別名: Pyoverdine Detection, Pyoverdine Protein, Siderophore Protein
• UNSPSCコード: 12352200
• NACRES: NA.32

特性

• 由来生物: Pseudomonas fluorescens
• 品質水準: 200
• アッセイ: >90% (HPLC)
• フォーム: powder
• 溶解性: H₂O: ~10 mg/mL
• 輸送温度: wet ice
• 保管温度: −20°C

詳細

アプリケーション

蛍光菌シュードモナス・フルオレッセンス由来のピオベルジンは、以下に使用されています：

• 好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン（NGAL）への結合性を測定するトリプトファン蛍光クエンチングにおいて。
• キレックス精製透析ミューラー・ヒントンブロス培地（CDMHB）におけるシデロフォア結合モノバクタム（MB-1）耐性コロニー周囲のピオベルジン分散を検出するため。
• 精製したピオベルジンの同期蛍光スペクトル用。

生物化学的／生理学的作用

ピオベルジンは、鉄をキレートし、植物病原体が利用できなくすることで、植物の生長を促進します。 フェリ-ピオベルジン錯体は、緑膿菌シュードモナス・エルジノーサの分泌毒性因子の産生を誘導するシグナル伝達分子として機能します。

ピオベルジンはシュードバクチンおよびpyoverdinとも呼ばれる蛍光シデロフォアで、鉄に高い親和性を示し（10³² M^-1）、鉄欠損増殖条件下の蛍光シュードモナス菌によって合成されます。 ピオベルジンは、鉄を過剰添加した肝細胞培養で産生される鉄毒を防ぎ 、効果的にヒドロキシルラジカルおよびペルオキシルラジカルを除去します。 ピオベルジンはトランスフェリンおよびラクトフェリンから効果的に鉄を獲得します。 またピオベルジンはフハイカビ属によるトマト立ち枯れ病の抑制に関与し 、および成長促進を示す高等植物もあります。

物理的形状

主にコハク酸（分子量1,161）、2-ヒドロキシグルタルアミド（1,190）およびスクシンアミド（1,160）型のピオベルジンを含む混合液として供給されます。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable