P0046

ピオシアニン

from Pseudomonas aeruginosa, ≥98% (HPLC), solid, redox-active phenazine

• 別名: 5-メチル-1(5H)-フェナジノン, サナシン, サナジン, ピオシアニン
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₃H₁₀N₂O
• CAS番号: 85-66-5
• 分子量: 210.23
• MDL番号: MFCD01794662
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 329819996
• NACRES: NA.77

特性

• product name: ピオシアニン, from Pseudomonas aeruginosa, ≥98% (HPLC)
• 由来生物: Pseudomonas aeruginosa
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• 形状: solid
• 溶解性: DMSO: soluble; acetone: soluble; chloroform: soluble; ethanol: soluble
• 輸送温度: wet ice
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: CN1c2ccccc2N=C3C(=O)C=CC=C13
• InChI: 1S/C13H10N2O/c1-15-10-6-3-2-5-9(10)14-13-11(15)7-4-8-12(13)16/h2-8H,1H3
• InChI Key: YNCMLFHHXWETLD-UHFFFAOYSA-N

詳細

アプリケーション

ピオシアニンは緑膿菌検出のためのバイオマーカーとして用いられています。

生物化学的／生理学的作用

フェナジン色素に属する青緑色の色素であるピオシアニンは、酸化還元活性を持つフェナジンの一つです。ピオシアニンは電子受容体であり、細菌、肝細胞およびヒト上皮細胞株の酸化還元サイクルを刺激します。ピオシアニンは酸化的代謝を活発にし、それによって NADPH の還元による細胞内活性酸素種（ROS）の生成を増加させます。ピオシアニンはまた in vitro および in vivo いずれにおいても気道上皮細胞による IL-8 の放出を増加させます。このことは酸化体、プロテインチロシンキナーゼおよび MAP キナーゼを含むシグナル変換経路に関連しています。これらの細胞による IL-8 の分泌は炎症性サイトカインと相乗効果をもたらします。ピオシアニンは in vitro において好中球アポトーシスを加速させ、急性炎症の消散をひきおこすことで細菌の生存に利することが示されています。

調製ノート

水溶液の調製には、ピオシアニンを最終容量の 10%のエタノールに溶解させ、さらに最終容量まで蒸留水を加えてください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H302,H319
• 注意書き: P264 - P280 - P301 + P312 - P305 + P351 + P338 - P337 + P313 - P501
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral - Eye Irrit. 2
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable